トイレつまりにハイターは効果がない？注意点も合わせてご紹介
トイレがつまった時、便器にハイターを流し入れる方も少なくありません。
しかし、トイレのつまりに方によっては効果がなく、つまりが解消されないケースもあります。
ハイターを利用する際は、トイレのつまりの原因を特定することが大切です。
もしつまりが解消されない場合、業者への相談も検討しましょう。
トイレつまりにハイターは効果がない？
トイレのつまりの原因はさまざまですが、中にはハイターの効果がないケースもあります。
特につまりの原因が以下に当てはまる場合、ハイターはいっさい効果がありません。
他の方法を試すか、業者に相談してつまりを修理してもらいましょう。
固形物によるつまりは効果なし
もし固形物がつまってしまった場合、残念ながらハイターは意味がありません。
例えば、ヘアピンなどの小物や紙おむつがつまっている時は、直接取り除くか水圧で押し流す必要があります。
固形物はハイターで溶けませんし、投入後に配管の流れが改善されることもありません。
固形物がつまった時は、業者に相談したほうがよいでしょう。
尿石によるつまりにも効果がない
尿石がつまりの原因の場合、ハイターでは効果がありません。
ハイターはアルカリ性の洗剤ですが、尿石はアルカリ性の汚れです。
同じアルカリ性となるため、ハイターを流し入れても尿石が溶けることはありません。
尿石がトイレをつまらせた時は、酸性の液体洗剤を利用しましょう。
なお、クエン酸でも代用できますが、便器を傷めてしまうおそれがあります。
できるだけトイレ専用の洗剤を使いましょう。
トイレつまりをハイターが効果的なケース
一方、トイレの詰まりにハイターが効果的なケースもあります。
原因が以下に当てはまる時は、業者を呼ぶ前にハイターを流し入れてみるとよいでしょう。
排泄物によるつまりに効果的
もし排泄物がトイレをつまらせた場合、ハイターで解消される可能性があります。
排泄物はハイターで溶けるので、一度試してみましょう。
ただし、全部溶けるまでに時間がかかる場合もあります。
ハイターを一度に投入するのではなく、様子を見ながら数回に分けて投入するとよいでしょう。
なお、作業する際は必ず換気しましょう。
ハイターの刺激臭が充満すると、気分が悪くなってしまうおそれがあります。
トイレットペーパーのつまりもハイターで
トイレットペーパーがつまった時も、ハイターを試してみるのがおすすめです。
トイレットペーパーは自然に溶けますが、投入した量によっては時間がかかります。
一時的に配管をつまらせてしまいますので、すぐ改善したい時はハイターを使いましょう。
便器にハイターを投入したら、そのまま数十分待ってみましょう。
水位が下がれば、トイレットペーパーが溶けている証拠です。
便器にバケツで水を入れ、流れるかチェックしてみましょう。
水に流せるティッシュなどにも
水に流せるティッシュなどがつまった時もハイターがおすすめです。
トイレットペーパーと同じように、少しずつ溶かすことができます。
水に流せるティッシュなどは、投入量や製品によって溶けるまでの時間が異なります。
時間がかかる場合もありますので、こまめに状態をチェックして、水位に変化がないか確認しましょう。
トイレつまりは業者に依頼するのがおすすめ
もしトイレがつまってしまったら、業者に相談するのもおすすめです。
特に固形物がつまった時や、ハイターで改善されなかった場合、プロに任せたほうがよいでしょう。
業者につまりの修理を依頼すれば、原因に合わせて的確に対応してもらえます。
長時間トイレが使えないのは困る、すぐに解消したい…そのような時は、早めに業者へ相談しましょう。
トイレのつまりの修理費用相場
トイレのつまりの修理費用は、状態によって相場が異なります。
軽度なつまりであれば、5千円〜1万円ほどで修理が可能です。
一方、固形物がつまった時など、状態によっては2〜3万円ほど費用がかかります。
便器の脱着が必要な場合、さらに費用が膨らむ可能性があります。
いずれにせよ、費用が気になる方はしっかりと見積もりを出してもらいましょう。
複数の業者に相談し、相見積もりを取ってみるのもおすすめです。
