トイレのゴムフロートを交換したい！やり方・費用相場をご紹介

トイレの水が止まらない、タンクからチョロチョロ音がする…そのような症状が出ている時は、ゴムフロートが影響している可能性があります。
ゴムフロートは水量を調整する部品で、タンクのレバーと連動しています。
しかし、ゴムでできているため劣化しやすく、数年で交換が必要になります。

ゴムフロートは自分でも交換が可能な部品ですが、難しい時は業者に相談しましょう。
ただし、交換費用の見積もりを取り、費用を比較することが重要です。

トイレのゴムフロートの役割

トイレの画像

ゴムフロートはタンク内に設置されている部品です。
お椀のような形をしており、レバーと連動して開くことで、水を流す役割を果たしています。

一方、水を流した後は元の状態に戻り、今度は栓としての役割を担います。
トイレのタンクに水が貯まる理由は、ゴムフロートがしっかりせき止めているからです。
もしゴムフロートがなかった場合、タンク内の水は延々流れ続けることになります。

ゴム部品なので劣化しやすい

ゴムフロートは重要な部品の一つですが、劣化しやすいのがデメリットです。
トイレの使用頻度によって変わるものの、数年も経てば劣化が進みます。
劣化が見られる時は、できるだけ早めに交換したほうがよいでしょう。

なお、トイレはゴム製の部品が多数使用されています。
パッキンなども劣化しますので、定期的な点検と部品の交換をおすすめします。

ずれたり割れたりすることも

ゴムフロートが劣化すると、レバーに引っかかってずれてしまう場合があります。
ずれると隙間から生じて水が流れ続けますので、タンクを開けて元の位置に戻しましょう。

また、ゴムフロート自体にヒビが入り、割れてしまうこともあります。
隙間から水が流れ続け、水道代の高騰に繋がるリスクがある点に注意が必要です。

トイレのゴムフロートを自分で交換するやり方

業者の画像

トイレのゴムフロートは、自分でも交換が可能な部品です。
業者へ交換を依頼することもできますが、費用を抑えたい方は自分で挑戦してみましょう。

ゴムフロートの交換の流れ

トイレのゴムフロートは、以下の流れで交換を行います。

1. トイレの止水栓を閉じる
2. レバーを回し、タンク内を空っぽの状態にする
3. タンクのフタを開ける
4. レバーに繋がれたチェーンを取り外す
5. 古いゴムフロートを取り外し、新品に交換する
6. レバーとチェーンを繋ぎ直す
7. 動きに問題がないかチェックする
8. 問題がなければ止水栓を開く

ゴムフロートを交換する際は、必ず止水栓を閉じましょう。
止水栓が開いたままでは水が流れ続けるため、作業に支障をきたしてしまいます。

止水栓を閉じたらタンクの水を抜き、空っぽにしたらレバーに繋がれたチェーンを取り外しましょう。
そして古いゴムフロートを外し、新しいものへ交換すれば完了です。

レバーとチェーンを繋ぎ直す際は、長さに注意しましょう。
長すぎると水量が少なくなり、短いと水量が増えてしまいます。
チェーンを外す前に、長さをチェックしておくとよいでしょう。

トイレに合った製品を選ぶこと

ゴムフロートの交換作業は簡単ですが、トイレの機種に合ったものを選ぶ必要があります。
適合したものを選ばないと、ゴムフロートが取り付けできなかったり、給排水に問題が生じたりするおそれがあります。
サイズや形状をしっかりチェックし、ピッタリのものを選びましょう。
もし分からない時は、直接メーカーへ問い合わせみるのもおすすめです。

トイレのゴムフロート交換にかかる費用相場

お金の画像

自分でゴムフロートを交換すれば、費用は部品代のみで済みます。
およそ数百円〜1,000円前後ですが、業者へ依頼すると作業代がかかります。

業者へゴムフロートの交換を依頼した場合、費用の相場は8,000円〜1万円前後です。
部品代も含まれますが、1万円前後はかかると考えておいたほうがよいでしょう。

中には相場以下で対応してくれる業者もあります。
しかし、作業後に追加料金を請求する悪質な業者もあるため、安さにつられて依頼するのは非常に危険です。

少しでも費用を抑えたい方は、数社から相見積もりを取ってみましょう。
相見積もりを取ることで、大まかな交換費用を把握できます。
業者によっては、割引に応じてくれる場合もあるため、ぜひ相見積もりをおすすめします。