10年で寿命?トイレの交換時期・買い替えのタイミングを解説
数十年前の古いトイレを使用している方も多いのではないでしょうか。
水漏れなどのトラブルがなければ、そのまま使い続ける手もあります。
しかし、古いトイレを使用している場合、交換を検討したほうがよいでしょう。
実際のトイレの交換時期は個々のケースによりますが、10年が一つの目安となります。
もし10年以上同じトイレを使用しているなら、早めに交換することをおすすめします。
トイレの交換時期の目安
一般家庭のトイレは、設置から約10年が交換時期の目安になります。
ただ、トイレのメーカーや材質によって異なるため、10年以上使うことも不可能ではありません。
例えば陶器製の便器の場合、耐久性に優れるため数十年間使えると言われています。
実際に陶器製のトイレを20年・30年問題なく使っている家庭も多いと思います。
一方、トイレを長く使い続けると、傷や汚れがつきやすくなります。
黄ばみや悪臭も増加するため、掃除の手間も増えてしまうでしょう。
もしトイレに不具合や故障がなくとも、10年経ったら交換を検討してみましょう。
内部の部品は数年で劣化する
トイレの交換時期の目安は約10年ですが、内部の部品は数年で劣化します。
特にパッキンなどのゴム部品は劣化が進みやすく、5年前後で交換が必要になる場合もあります。
部品が劣化しても、該当する部品を新品に交換すれば問題ありません。
ただし、部品はいつまでも供給されるわけではなく、生産が終了される可能性もあります。
場合によっては10年未満でも交換の検討を
トイレの設置から10年以上経っているなら、交換を前向きに検討するべきです。
しかし、以下に該当するケースは、10年未満でも交換したほうがよいでしょう。
● 修理費用が交換費用と大差ない時
● 便器やタンクが割れた・破損した時
● トイレの使い勝手に不満がある時
トイレの修理費用が5〜10万円かかるなど、交換費用と大差ない場合は新品への交換がおすすめです。
修理しても再び不具合が起きるおそれがあるため、新調したほうが費用が安く済むでしょう。
また、便器やタンクが破損した時も交換です。
修理では対応が難しいため、新しいものへ交換する必要があります。
トイレの使い勝手が悪いと感じた時も、交換を検討してみましょう。
例えば便器の掃除が面倒、バリアフリー化させたいなどの場合、対応したトイレに交換すれば使い勝手が改善されます。
トイレの交換時期は早めが良い理由
トイレを10年以上使用している方は、早めに交換したほうがよいでしょう。
そのまま使い続けるのも手ですが、使い続けることによるリスクもあります。
故障・トラブルの頻度が増加する
特に注意したいのは故障やトラブルの増加です。
トイレは徐々に老朽化が進み、水漏れや詰まりなどのトラブルの頻度が増加します。
修理・交換対応することも可能ですが、その都度数千円〜数万円の費用がかかってしまいます。
結果的に出費が増え、損をしてしまうおそれがあります。
部品の生産が終了されるリスク
トイレの修理・交換部品は、トイレの生産終了から7年ほど保持期間を定めています。
反対に言えば、トイレの生産終了から7年以上が経つと、部品の供給がなくなってしまう可能性があるのです。
もし部品が足りない場合、トイレの修理・交換ができないおそれがあります。
修理不可能になった時は、トイレをまるごと交換したほうがよいでしょう。
トイレの交換が節水・節電に繋がることも
古いトイレは水を大量に使うほか、ウォシュレットや暖房の電気代も高くなりがちです。
そのため、新しい機種に交換することで節水・節電に繋がる場合もあります。
水道代や電気代を削減し、出費を抑えることができるでしょう。
トイレの交換にかかる費用の相場
トイレの交換費用は、安価なものであれば工事費込みで7〜8万円です。
機能は限られるものの、こだわらなければ10万円以下で交換できます。
一方、タンクレストイレなどは20万円以上かかる場合もあります。
トイレ自体が高価格のため、タンク付きトイレよりも費用がかさみます。
また、壁紙や床のクッションなども交換する場合、費用は20〜50万円ほどが相場です。
トイレと同時にリフォームを依頼する際は、しっかり見積もりを取っておきましょう。