トイレの詰まりの原因に！節水のため大を小で流すのは危険です
節水するために、トイレの大を小で流す方も少なくないでしょう。
確かにある程度の節水効果はありますが、トイレが詰まる原因となるため注意が必要です。
トイレの大を小で流すと、大便が排水管の途中で止まってしまう場合があります。
最悪逆流を引き起こしますので、節水の有無に関わらず、大は大で流すことが求められます。
もし詰まってしまった時は、業者に修理を依頼しましょう。
節水効果はどのくらいあるのか？
トイレを小で流すと、確かに節水効果はあります。
特にトイレは水を大量に使いますので、節水したい方がほとんどでしょう。
しかし、トイレが詰まるリスクを考えた場合、大を小で流すべきではありません。
節水による節約効果に比べ、修理費用が高く付くおそれがあります。
節水効果はごくわずか
現在販売されている一般的なトイレは、小が1回4〜6リットル、大が1回6〜8リットル程度の水を使用します。
そのため、1回あたりの節水量は2〜4リットルに過ぎず、節水効果が限られるのです。
私達はお風呂や洗面所、台所など、さまざまな場所で水を使用しています。
トイレも水使用量が多いですが、過度に節水すると詰まりを引き起こすおそれがあります。
他の場所での節水を心がけよう
もし節水するのであれば、トイレ以外の場所に意識を向けてみましょう。
例えば、洗顔時は洗面器に水を張る、皿洗い中に水を流しっぱなしにしないなど、日常的にできる節水方法は多数あります。
こうした節水を積み重ねていけば、トイレを小で流す以上の節水効果が期待できます。
いずれにせよ、無理のない範囲で、かつ故障のリスクがない手段で節水に取り組みましょう。
節水型トイレの導入も
トイレを節水したい方は、節水型トイレの導入も検討の余地があります。
現在の節水型トイレは水使用量が少なく、年間数千円〜数万円の水道代の節約に繋がります。
特に古いトイレを使っている方は、買い替えを検討してみるとよいでしょう。
ただ、買い替え費用はメーカー・業者によるため、しっかり見積もりを取ることが重要です。
便器や排水管内で詰まりが発生するかも
節水効果が薄いとはいえ、大を小で流したい方は少なくないと思います。
確かに1回2〜4リットルの節水でも、長い目で見れば大きな効果があります。
ただし、便器や排水管に便が詰まるリスクを覚悟しなくてはいけません。
トイレが使えなくなる
便器や排水管で詰まりが発生すると、トイレが使えなくなります。
便が水の流れを阻害しますので、速やかに詰まりを解消しなくてはいけません。
トイレを無理に節水すると、このような事態が引き起こされる可能性があります。
詰まりのリスクを低減するには、小と大を適切に使い分けることが大切です。
逆流を引き起こすリスク
便によってトイレが詰まると、排水が逆流する危険もあります。
逆流した排水が便器内に留まればよいですが、溢れてしまうことは珍しくありません。
排水が溢れた場合、床や壁を汚してしまうおそれもあります。
場合によっては床材・壁紙の交換も必要になるでしょう。
修理費用が高く付いてしまう
トイレが詰まった場合、業者に修理を依頼する必要があります。
しかし、詰まり方次第では修理費用が高くなる可能性も否定できません。
トイレの詰まりの修理費用は、軽微であれば数千円で済みます。
一方、ポンプの使用や便器の着脱が必要になる場合、2万円を超えるケースも少なくありません。
節水すれば、水道代を削減できます。
ただ、それ以上の出費になりかねませんので、大は必ず大で流すことをおすすめします。
もしトイレが詰まってしまった時は業者に相談を
大を小で流した結果、トイレが詰まった時は、業者に相談してみましょう。
溶剤やラバーカップで詰まりを解消することも可能ですが、詰まりが悪化するおそれもあります。
リスクを犯したくない方は、水回りのプロに任せてしまいましょう。
もし業者にトイレの詰まり修理を依頼する場合、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。
修理費用は業者によって異なりますので、詳しい見積もりを取って比較・検討してみましょう。
見積もり内容次第では、業者が割引に応じてくれる可能性もあります。
修理費用の節約に繋がるため、出費が気になる方は相見積もりをおすすめします。
