トイレの手洗いの水はねが気になる…自分で防止することは可能？
トイレに手洗いが付いている家庭は多いと思いますが、水はねが気になったことはありませんか？
どれだけ注意しても、ある程度は水がはねてしまいますし、壁や床に飛び散ってしまうのがネックです。
そのため、何とか防ぎたいと考えている方も少なくないでしょう。
トイレの手洗いの水はねを放置してしまうのも一つの手段です。
しかし、さまざまな悪影響が及びますので、少しでも防ぐための対策を取る必要があります。
もし本格的に対処したいのであれば、業者への相談も検討するべきでしょう。
トイレの手洗いの水はねを放置するとどうなる？
手洗いの水がはねても、気にならないという方もいると思います。
確かに気にならないのであれば、そのまま放置してしまうのも手でしょう。
ただし、長期間放置した結果、不快な現象を引き起こす可能性があります。
床や壁が汚れてしまう
特に問題となるのが汚れです。
トイレの手洗いからはねた水が床・壁を汚してしまうおそれがあります。
最初のうちは汚れも目立たず、そもそも気が付くことすらないかもしれません。
ところが、時間が経つにつれて汚れが蓄積し、床や壁が茶色くなってしまう場合もあるのです。
もし床・壁の汚れを防ぐのであれば、こまめに水分を拭き取り、掃除することが欠かせません。
手入れの手間を省くために、後述の水はね防止用シートを貼るのもよいでしょう。
カビが生えてしまう
はねた水を放置した場合、トイレにカビが繁殖する可能性も否定できません。
カビは水分が多いところを好みますので、トイレも決して例外ではないのです。
特に水がはねると、壁や床が水分を吸収するため、カビの繁殖しやすい環境を作り出してしまいます。
たとえ目に見えなくとも、壁紙の裏で繁殖するパターンもあります。
カビを防ぐためにも、こまめな掃除や手入れは欠かせないでしょう。
悪臭の原因になることも
トイレの悪臭の原因はさまざまですが、手洗いからはねた水が原因になることも珍しくありません。
主に黒カビが臭いの発生源ですが、水がはねた時に水分を拭き取らなかったり、掃除を怠ったりすると、悪臭を漂わせる場合もあるのです。
また、飛びはねた水が雑菌の温床となり、特有の臭いを発生させることも考えられます。
もしトイレの臭いが気になり始めたら、こうした水はねも原因になっている可能性があります。
手洗いの水はねを防止する方法
手洗いから水がはねるのは好ましいといえません。
できれば日頃から掃除・手入れをするべきですが、手間をかけたくないのが本音だと思います。
気になってしまう方、手入れの手間を省きたい方は多いと水はねを防止する対策を行ってみましょう。
止水栓を調整する
すぐにでも水が飛びはねるのを抑えたい方は、止水栓を調整してみましょう。
トイレの手洗いの付近には、水量を調整するバルブやナットが付いています。
それを締め込むことで水流が弱まり、水が飛び散る現象を最小限に抑えられます。
ただし、水の勢いがなくなるため、締めすぎには注意が必要です。
工具も必要ですので、お持ちでない方は事前に購入しておきましょう。
壁に水はね防止用のシートを貼る
止水栓の調整のみでは水はねを完全に防止できません。
掃除の手間を省くためには、壁に専用のシートを貼ることも必要です。
ホームセンターなどでは、透明な水はね防止用のシートが販売されています。
壁に貼り付けて使用するフィルムタイプのもので、壁紙や床が汚れることを防止できます。
止水栓の調整と合わせ、シートを貼り付けてみてはいかがでしょうか。
かんたんに剥がせるタイプのシートが多いですが、粘着力の高い製品もあります。
壁紙を傷める可能性もあるため、特に賃貸物件の方は注意しておきましょう。
手洗いの水はねが気になる時は業者を頼るのもおすすめ
止水栓の調整や、水はね防止シートの貼り付けを行うことで、トイレの水はねをある程度防止できます。
しかし、これでも完璧ではありませんので、気になる方は業者へ相談してみるのもよいでしょう。
業者が適切な対処方法を提案してくれるだけでなく、場合によっては手洗いの撤去や別の場所への新設も対応してくれます。
トイレの水はねを抑制できれば、トイレ掃除や手入れの負担が軽減されます。
汚れや黒カビも防止できますので、迷ったときは、まず水回りの業者に相談をしてみてはいかがでしょうか。
