トイレの水の流れが悪いのはアレが原因？自分で直すことは可能？
最近トイレの水の流れが悪い…そのような悩みをお持ちではありませんか。
水の勢いが悪くなってしまうと、汚物が詰まっていると考えてしまう方が多いと思います。
確かに汚物の詰まりが水の流れを悪くしているケースも少なくありません。
しかし、それ以外にも複数の原因がありますので、原因を特定し、適切な対処を取ることが重要です。
トイレの水の流れを悪くする原因
トイレの水の流れが悪い時に考えられる原因は3つあります。
状況次第では、自然に解消される場合もあるものの、改善が見られないときは、後述の方法で対処が必要です。
異物が詰まっている
トイレの水の流れを悪くする原因で、特に多く見られるのが異物の詰まりです。
これは汚物に限った話ではなく、他の物がトイレの奥や配管に詰まっている可能性があります。
例えば、トイレットペーパーを一度にまとめて流した場合、溶けるまでに時間がかかってしまいます。
そのため、一時的に水の流れが悪くなることがあるのです。
このほか、間違えて小物を落としてしまい、配管の中で水の流れを阻害している場合も考えられます。
いずれにせよ、詰まりを解消することで水の流れも正常に戻ります。
トイレペーパーを大量に流した時や、便器に物を落とした時は、特に注意しましょう。
水の量が少ない
水の量が少なく、流れが悪くなっている可能性も考えられます。
特に節水型のトイレや、タンクにペットボトルなどを入れている家庭では、水量を疑ってみましょう。
例えば、節水目的でタンクにペットボトルを入れている場合、自ずと流れる水の量が少なくなります。
結果的に水の勢いも悪くなり、汚物も詰まりやすくなってしまうのです。
もしタンクにペットボトルを入れている方は、まずは取り出してみましょう。
そのうえで水を流し、変化を確認することが重要です。
節水型を利用中の方は、マニュアルに従って水量の調整をおすすめします。
尿石が蓄積している
水の流れが悪い場合、トイレの奥や配管で尿石が溜まっている可能性もあります。
尿石は時間をかけて蓄積するため、少しずつ水の流れが悪くなっていきます。
ただ、突然流れが悪化することはないため、急におかしくなった場合は他の原因を疑ってみましょう。
反対に以前からおかしいと感じていた方は、一度業者へ相談してみることをおすすめします。
自分で修理することは可能？
トイレの水の流れを阻害する原因はさまざまですが、自分で修理することも不可能ではありません。
以下の方法を講じても改善が見られない時は、水回りの修理業者に依頼してみましょう。
ラバーカップで詰まりを取る
トイレの水の流れが悪い場合、最初に試してもらいたいのがラバーカップです。
棒の先にお椀状のゴム部品が付いた道具で、詰まりを解消するために使用します。
ラバーカップはホームセンターやスーパーで購入できますが、100円ショップで売られている場合もあります。
数百円で販売されているため、業者へ修理を依頼するよりも費用を抑えられます。
タンク内の水量を調整する
先に少し触れましたが、タンク内の水量を調整してみましょう。
ペットボトルを取り除いたり、節水型トイレの水量を調整したりすることが大切です。
タンク内の水量が増えると、水の勢いも増します。
水の流れが改善される場合は珍しくありませんので、該当する方は試してみましょう。
プロに修理を依頼したほうが良いケース
トイレの水の流れは、自然に改善されることも珍しくありません。
しかし、以下に当てはまる時は、早めに業者へ相談してみましょう。
ラバーカップでも詰まりが取れない時
トイレが詰まっているのであれば、ラバーカップでも改善される可能性があります。
反対に詰まりが取れなかった時は、業者に点検してもらうとよいでしょう。
場合によっては高圧洗浄が必要になるため、プロに任せてしまうのが賢明です。
水量調整しても変化がなかった場合
タンクのペットボトルを除去したり、水量の調整を行ったりしても変化がない場合も業者の出番です。
トイレのタンク以外に原因があると考えられるため、プロに隅々までチェックしてもらうとよいでしょう。
配管の奥など、ラバーカップでも対処しきれない場所に異物が詰まっている可能性もあります。
放置しても改善が見られない場合
自然放置して水の流れが改善されることも多いですが、1〜2日経っても変わらない時は業者へ連絡しましょう。
そのままにしても改善の見込みがないため、専門的な処置が必要と考えられます。
依頼する際は、いつ頃から流れが悪くなったなど、状況を詳しく伝えておくとよいでしょう。
