【尿石・異物】男子トイレの小便器つまりを解消する方法

小学校や公共施設でよく見かける男子トイレの小便器は、詰まりを引き起こしやすいのがネックです。
詰まってしまう原因はさまざまですが、中でも尿石による詰まりには注意しなくてはいけません。

もし男子トイレの小便器が詰まった場合、速やかに詰まりを解消する必要があります。
ご自身で対処できない時は業者へ相談し、修理してもらうとよいでしょう。

男子トイレの小便器つまりに多い原因

男子トイレの小便器の詰まりは、大きく分けて2つあります。
詰まりの原因によって対処方法が異なりますので、詰まった時は原因を特定してみましょう。

男子トイレの小便器の詰まりで特に多いのが尿石です。
尿にはミネラルの一種であるカルシウムが含まれており、固まると石のように変化します。
このカルシウムが固まったものが尿石で、時間をかけて便器の中に少しずつ蓄積していきます。

男子トイレの小便器は排水管が細く、少し蓄積するだけで詰まりを引き起こします。
ただ、見えない部分に蓄積することも珍しくありません。
もし水の流れが悪いと感じた時は、尿石を除去してみましょう。

一方、異物が排水管に詰まってしまうパターンもあります。
男子トイレの小便器は、ヘアピンなどの小さなものがトイレを詰まらせることも珍しくありません。
ただ、異物の除去は尿石ほど簡単ではないため、対応が難しければ業者に相談しましょう。

男子トイレの小便器が詰まった場合、放置すると水の流れが悪くなり、最悪あふれてしまいます。
小便器の詰まりは簡単に解消できますので、以下の方法を試してみましょう。

尿石による詰まりが原因の時は、小便器に酸性の洗剤を流し入れてみましょう。
尿石はアルカリ性の汚れで、酸性のものと合わさると反応して溶けていきます。

市販のトイレ洗剤の中は酸性のものが多く、軽度の詰まりであれば簡単に解消できます。
反対に中性洗剤や、アルカリ性の洗剤は意味がありませんので、購入時は注意しましょう。

酸性の洗剤で詰まりが解消されない時は、尿石除去剤をおすすめします。
尿石除去剤は、尿石を溶かすために使われる酸性の洗剤です。
市販のトイレ洗剤よりも強力で、排水管に固着した頑固な尿石も溶かせます。

尿石除去剤は刺激が強いため、使用する際はゴム手袋を装着しましょう。
また、しっかりと換気を行い、マスクやゴーグルの着用もおすすめします。

固形物・異物が詰まった時は、真空式のパイプクリーナーを試しましょう。
ラバーカップに似たグッズで、圧力で排水管に詰まった固形物を押し流します。
使い方も簡単ですが、余計トイレの詰まりが悪化するケースもあります。
不安がある方は、業者に修理を依頼しましょう。

酸性の洗剤や真空式パイプクリーナーを使っても詰まりが解消されない時は、水回りの修理業者へ相談をおすすめします。
尿石がよほど蓄積しているか、異物が排水管にピッタリとはまり、引っかかっている可能性があります。
費用はかかりますが、プロへ相談して詰まりを解消してもらいましょう。

なお、詰まりの修理費用は業者によって異なります。
追加費用が生じる場合もあるため、相談する際は必ず確認しておきましょう。

男子トイレの小便器の詰まりを要望するためには、尿石を蓄積させないことが重要です。
トイレが詰まって業者を呼ぶ羽目にならないように、対策を講じておきましょう。

小便器の詰まりを予防するためには、日頃からのこまめな掃除が大切です。
尿石は時間をかけて蓄積していきますが、掃除することで蓄積や固着を予防できます。
トイレ掃除に時間を割けない場合でも、定期的に酸性の洗剤を流し、尿石を溶かすようにしましょう。

掃除する手間を削減したい方は、尿石防止剤の設置もおすすめです。
尿石防止剤は、便器の中に設置するだけでよく、尿性の固着を防止できます。

また、水を流した際に薬剤が溶け出し、アンモニア臭も取り除いてくれます。
尿石だけでなく、悪臭の予防にも繋がりますので、便器内に設置しておくとよいでしょう。