何とか取り出したい！洗面所の排水溝に物を落とした時の対処法まとめ

洗面所の排水溝に物を落とした場合、諦めてしまう方は少なくないでしょう。
しかし、物を落とした際の状況次第では、取り出すことが可能な場合もあります。
何とかして取り出したい時は諦めず、対処してみるのもおすすめです。

ただ、状況によっては洗面所の排水管の分解が必要になります。
自分でも分解できますが、難しい場合は業者へ相談してみるとよいでしょう。

排水溝に落とした物が見えている場合の取り出し方

落とした物が見える範囲にある場合、下記の方法を試してみましょう。
なお、水を流すと物が流れてしまうため、蛇口を完全に閉じた状態で作業することが大切です。

手で取り出す

もし手が届く場所にあるなら、指を入れて取り出してみましょう。
特に道具は必要なく、すぐに試せる方法です。

ただ、洗面所の排水溝は細く、指が入らない場合も珍しくありません。
取り出せない時は無理をせず、他の手段を試してみましょう。

割り箸と粘着テープを使う

指が入らない時は、割り箸と粘着テープを試してみるのがおすすめです。
割り箸と粘着テープを使う方法は、テープの粘着力が特に重要です。

まず割り箸を1本用意したら、先端に粘着テープを巻き付けましょう。
次に排水溝の中に割り箸を入れ、落とした物に粘着テープを押し付けます。
そしてゆっくりと、割り箸を引いて物を取り出しましょう。
うまくいけば、粘着テープに落とした物が貼り付いて排水溝から取り出せます。

ただし、濡れていると粘着力が低下します。
落とした物が乾くまで待ちましょう。

先端が細い道具を使う

針金やドライバーなど、先端が細い道具に引っ掛けて取り出す方法もあります。
指輪やピアスのように、引っ掛けやすい物を落としてしまった時におすすめです。

ただ、落とした物を傷つけてしまう可能性はあります。
できるだけ慎重に作業しましょう。

掃除機で吸い取る方法はNG

掃除機の吸込口にストッキングを被せ、排水溝内の物を吸い取って取り出す方法もあります。
一見すると効果的に思えますが、排水溝から物を取り出す際は絶対に避けましょう。

掃除機は電化製品であり、水分が故障を招く危険があります。
上記で挙げた方法を試し、難しいようなら業者へ相談しましょう。

落とした物が見えていない場合は分解が必要

一方、落とした物が排水溝から見えない時は、排水管内に留まっている可能性があります。
排水管を分解しなくてはいけませんが、取り出したい時は試してみましょう。

排水管を分解する手順

洗面所の排水管は、以下の手順で分解が可能です。

1. 洗面器かバケツ、ゴム手袋、新聞紙、スパナを用意する
2. 洗面台下に収納していた物を全部取り出す
3. 手にゴム手袋を装着し、排水管の下に新聞紙を敷く
4. 排水管の下に洗面器・バケツを置き、スパナでナットを緩める
5. 排水管をゆっくり取り外し、洗面器などで中の水を受け止める
6. 取り外した排水管をチェックし、中から落とした物を取り出す
7. 排水管を元の状態へ戻す

物を落としたら、スパナを使って排水管を分解しましょう。
そして中から物を取り出し、分解時と逆の手順で元に戻すだけです。
ただ、排水管の水や汚れが出てくるため、洗面器などで受け止めましょう。

自分では分解が難しい排水管も

洗面所の排水管は、自分で分解するのが難しいケースもあります。
特に金属製の排水管はナットが固く、緩めるためには相応の力が求められます。
自分での分解が難しいため、業者へ相談したほうがよいでしょう。

一方、塩ビの排水管は金属製よりも簡単に分解が可能です。
しかし、無理な分解は排水管の破損につながります。
難しければ水回りの業者に依頼しましょう。

業者へ取り出しを依頼した際の費用相場

業者へ排水溝に落とした物の取り出しを依頼した場合、5千円〜1万円前後の費用がかかります。
ただし、スムーズに物が取り出せた場合に限るため、相場を上回る可能性もあります。

特に取り出しに時間がかかるケースや、特殊作業を要するケースは、追加費用に注意が必要です。
料金をめぐってトラブルにならないように、あらかじめ確認しておきましょう。

少しでも出費を抑えたい方は、複数の業者へ相談するのもおすすめです。
見積りを提示してもらい、費用を比較して業者を選びましょう。