どこに連絡する?応急処置は?水道管が破裂した時の対処法まとめ
水道管は徐々に劣化が進む一方、状態を目視で確認しづらいのが欠点です。
そのため、気づかないうちに劣化が進み、突然破裂するケースも珍しくはありません。
問題は破裂した時の対応ですが、どこに連絡するか迷ってしまう方は多いと思います。
もし破裂した時は適切な場所に連絡し、その後応急処置を行って業者に相談することが重要です。
水道管が破裂した時はどこに連絡する?
水道管が破裂した時は慌てず、以下の場所に連絡を取りましょう。
そのうえで適切な応急処置を行い、水道管の修理・交換をしてもらうことが重要です。
管轄の水道局へ連絡を
一戸建てにお住まいの方は、最初に管轄の水道局へ連絡しましょう。
水道局へ相談すれば、その後の対応方法について必要なアドバイスを受けられます。
管轄の水道局は、お住まいの自治体によって異なります。
分からない時はインターネットで検索し、水道局の電話番号などを調べてみましょう。
賃貸物件は管理会社かオーナーへ
賃貸物件にお住まいの方は、物件の管理会社かオーナーに連絡をする必要があります。
水道管などの設備は管理会社やオーナーが管理しているため、水道局に連絡しても対応してもらえない可能性があります。
物件を管理している方に連絡を取り、水道管の修理・交換を手配してもらいましょう。
水道管の修理・交換費用を誰が負担するのか確認することも重要です。
通常は管理会社かオーナーが負担しますが、後でトラブルにならないよう確認しておきましょう。
水道局指定工事店への相談も手
一戸建ての場合、水道局指定工事店へ連絡・相談するのもおすすめです。
水道管の破裂状態の点検や、修理・交換などをしてもらえます。
水道局指定工事店であれば、法外な修理・交換費用を請求されるリスクは低くなります。
修理業者選びで悩んだら、水道局指定の有無をチェックしてみましょう。
水道管が破裂する際のよくある原因
水道管の破裂は決して珍しいものではなく、意外と身近なトラブルの一つです。
破裂する原因はさまざまですが、以下で挙げる3つの原因が大半を占めています。
水道管そのものの劣化
水道管の破裂で特に多いのが劣化です。
水道管の耐用年数は20〜30年前後と言われていますが、使用環境によって劣化の具合は異なります。
いずれにせよ、劣化が進んだ水道管は強度が低下しており、穴や亀裂ができやすい状態になっています。
そして穴・亀裂ができると水が漏れ出し、水圧で破裂することがあります。
水道管の劣化はとても多い原因なので、築年数が古い建物は注意が必要です。
水道管の凍結
冬場に多く見られるのが水道管の凍結です。
水道管は氷点下を下回った場合、内部の水が凍結してしまいます。
すると水の体積が膨張し、内部の圧力が高まって水道管に亀裂が入ることもあります。
特に気温が低くなる厳冬期や、気温が低い地域にお住まいの方は注意が必要です。
あらかじめ水抜きをするか、水道管を保温するなどの対処が求められます。
災害などによる破裂
地震などの災害も水道管の破裂を引き起こす原因です。
災害はいつ起こるか誰にも予測できず、新品の水道管でさえ破損する場合があります。
もし地震の後に水道管が破裂した時は、すぐに水道局などへ連絡を取りましょう。
水道管が破裂した時の応急処置
水道管が破裂すると慌てるかもしれませんが、まずは落ち着いて対処することが重要です。
対処法は限られますが、応急処置を行ってから各所に連絡しましょう。
水道の元栓を閉じる
水道管が破裂した時は、水道の元栓を閉じることが必要です。
そのままにしておくと水漏れの被害が拡大したり、亀裂・穴が広がったりするおそれがあります。
水道の元栓は、水道メーターの近くに取り付けられています。
時計回りに回転させ、水の流れを完全にシャットアウトしましょう。
ただし、元栓を閉じると全部の蛇口が使えなくなります。
トイレも流せなくなるため、早めに水道管の修理・交換を依頼しましょう。
水漏れ箇所をタオルやテープで塞ぐ
破裂箇所が手の届く範囲であれば、古いタオルや布、防水テープで穴を塞ぐのもおすすめです。
水漏れの拡大を防ぎ、被害を抑えられます。
水道の元栓を閉めたら、破損した部分に防水テープなどを巻いておきましょう。