止水栓から水漏れ発生！よくある原因・対処法をご紹介
止水栓は、蛇口の付け根や配管の途中に取り付けられている部品で、水量をコントロールする役割を持っています。
完全に閉じると水の流れを止められるため、水漏れが起きた時は、最初に止水栓を閉じることが重要です。
ところが、止水栓自体も水漏れが起きやすく、ポタポタと水が止まらなくなる場合があります。
周囲を水浸しにすることもあるため、水漏れした時はすぐに対処しなくてはいけません。
止水栓から水漏れする原因
止水栓の水漏れは珍しい現象ではありません。
しかし、水漏れする原因は色々ありますので、まずは何が原因か探ってみるとよいでしょう。
原因の大部分はパッキンの劣化
止水栓から水漏れする原因の多くはパッキンの劣化です。
蛇口と同じく、止水栓の中にはゴム製のパッキンが使われており、徐々に劣化が進んでいきます。
一概には言えませんが、5年〜10年も経てばパッキンの交換が必要です。
それ以上経つと、摩耗やヒビ割れが起こりやすくなり、隙間から水が漏れ出すリスクが高まります。
止水栓から水が漏れ出した時は、まずパッキンの劣化を疑ってみましょう。
ナットが緩んでいる可能性も
止水栓に取り付けられたナットが緩んでいる可能性も疑われます。
ナットはパッキンと同じく、年月とともに少しずつ緩んでいきます。
一方でナットが緩むと、隙間からポタポタと水が漏れ出す場合があります。
ナットの周辺が水れ濡れている、ジワジワと漏れている時は、一度増し締めしてみるとよいでしょう。
バルブや止水栓本体の破損も水漏れの原因に
バルブや止水栓本体が破損した時も水漏れが起こります。
例えば止水栓に衝撃が加えたり、力をかけたりした場合、壊れてしまう可能性があります。
また、バルブや止水栓本体も消耗品で、年月が経てば劣化してしまいます。
10年以上使用している場合、止水栓などの交換も視野に入れたほうがよいでしょう。
止水栓から水漏れした時の対処法
原因が何にせよ、止水栓の水漏れを絶対に放置してはいけません。
床材の腐食やカビの発生に繋がるため、速やかな対処が求められます。
まずは以下の方法を試し、水漏れが止まらないようであれば業者に相談しましょう。
まずは止水栓を閉じてみよう
止水栓から水が漏れ出した時は、最初に止水栓を閉じてみることをおすすめします。
閉じると水流が弱くなり、場合によっては蛇口を使えなくなりますが、水漏れを防げる場合があります。
止水栓は、マイナスネジの形状をしたものが一般的ですが、この場合ドライバーで締め込めば水流が弱まります。
なお、バルブ状のものは通常の蛇口と同じく、時計回りに締め込むと水が止まります。
ナットを締め直す
ナットを締め直してみるのもおすすめです。
スパナやモンキーレンチを使い、止水栓本体に取り付けられたナットをしっかり締め込んでみましょう。
ただし、水が止まらないからといって強く締め込むのは危険です。
内部のパッキンや、止水栓本体が破損してしまうおそれがあります。
それでも駄目なら水道の元栓を閉じよう
止水栓やナットを締めても変化がない時は、水道の元栓を閉じることをおすすめします。
住まい全体の水が使えなくなってしまいますが、止水栓からの水漏れが収まります。
念のため止水栓の下にバケツか洗面器を置き、すぐに業者へ修理の相談をしましょう。
自分で修理してみるのも手
パッキンや止水栓は、部品があれば自分でも修理が可能です。
自分で修理した場合、費用は部品代と工具代のみで済みます。
もしホームセンターや通販で部品を買える方は、水道の元栓を閉じてから修理に挑戦してみましょう。
しかし、修理には正しい知識が求められます。
かえって水漏れが悪化する危険もあるため、自信がない方は業者に相談しましょう。
止水栓から水漏れした時は業者に相談を
止水栓が水漏れしても、ナットを締めるなどすれば、一時的に水漏れが収まる場合があります。
ただ、あくまでも応急処置でしかないため、しばらくすると再び漏れ出すことも多いのです。
自分で修理できない時は、水漏れを見つけた時点で業者に相談するとよいでしょう。
早めに修理すれば水漏れの悪化を防ぎ、修理費用を抑えられる可能性があります。
