お風呂場の水はけが悪い!原因と今すぐできる対策をご紹介
お風呂は湿度が溜まりやすく、床や壁がなかなか乾かないことも珍しくありません。
しかし、何時間経っても乾かない時は、水はけが悪くなっている可能性があります。
お風呂の水はけが悪いと、黒カビの繁殖を招きかねません。
衛生的にもよいとはいえないため、原因を突き止め、しっかりと対策を取ることが重要です。
お風呂場の水はけが悪くなる原因
お風呂の水はけが悪い場合、主に3つの原因が考えられます。
まずは原因を特定し、水はけをよくするための対処に取り組みましょう。
なお、原因によってはすぐに対処できますが、対処が難しい場合もあります。
排水溝が詰まっている
特に多い原因が排水溝のつまりです。
お風呂の水はけが悪くなった時は、排水溝がつまっていないかチェックしてみましょう。
排水溝がつまってしまうと、水の流れが阻害されてしまいます。
床の水が流れにくくなるため、水はけが悪くなってしまうのです。
お風呂の湿気も溜まりやすくなるので、黒カビが繁殖するリスクも高まります。
排水溝が詰まった時は、速やかに詰まりを解消しましょう。
床に皮脂や石鹸カスが溜まっている
水はけが悪い場合、床に皮脂・石鹸カスが蓄積していることも考えられます。
床に蓄積した汚れは、それ自体が層を作り、水はけが悪くなる原因となります。
たとえ撥水性が高い床でも、汚れが影響して性能を発揮できない場合があります。
また、皮脂などの汚れは雑菌の繁殖も招きます。
悪臭にも繋がりますので、速やかに汚れを落としましょう。
お風呂の床に勾配がない
排水溝のつまりや床の汚れがない場合、床の勾配による影響が疑われます。
一般的なお風呂の床は、水を流れやすくするため、排水口に向かって緩やかな勾配があります。
ほとんど意識することはないと思いますが、わずかに角度が付いているのです。
しかし、お風呂の勾配が十分でないか、勾配が付いていない場合、水はけが悪くなります。
リフォームして床の勾配を設けるか、お風呂をこまめに換気するなどの対策が求められます。
お風呂場の水はけを良くする方法
お風呂の水はけが悪い時は、以下の方法で対処してみましょう。
水はけがよくなると、お風呂がすぐに乾燥し、黒カビが繁殖しづらい環境になります。
排水溝の詰まりを解消する
まずは排水溝の詰まりを直しましょう。
液体のパイプクリーナーや、ラバーカップを利用すれば詰まりを解消できます。
もし排水管の奥に汚れが蓄積している場合、ワイヤーブラシで掃除するのもおすすめです。
ただし、ワイヤーブラシは慣れが必要で、引っかかると抜けなくなる点に注意しましょう。
また、排水溝の詰まりを予防するために定期的な掃除も重要です。
こまめに掃除することで、お風呂の水はけの悪化も防止できます。
床を掃除して汚れを溜め込まない
床の掃除もしてみましょう。
蓄積した皮脂や石鹸カスを取り除くことで、水はけが復活する可能性があります。
掃除する際は、場所に応じて大きめのブラシやスポンジ、歯ブラシを使い分けましょう。
洗剤は市販品で問題ありませんが、軽めの汚れなら重曹でも十分落とせます。
スプレーボトルに重曹とぬるま湯を1:1の割合で溶かし、汚れが気になる場所にスプレーしましょう。
後はしばらく放置し、ブラシで擦って洗い落とせば完了です。
床を掃除した後も、定期的な掃除をおすすめします。
シャワーを使い、こまめに床の皮脂や石鹸カスを洗い流すのもよいでしょう。
換気の徹底も重要
徹底した換気も大切です。
お風呂の水はけ自体が復活するわけではありませんが、お風呂に湿気が溜まりにくくなります。
悪臭や黒カビの繁殖も予防できますので、しっかり換気させることを意識しましょう。
お風呂の換気は、換気扇を回すか、窓や戸を開け、通気性を確保することが重要です。
入浴後やシャワーを浴びた後は、しばらく換気扇を回しておくのもよいでしょう。
排水溝つまりが原因の時は水道修理業者に相談を
もし水はけの悪さの原因が排水溝のつまりだった場合、業者に相談してみるのもおすすめです。
自分で対処したけど詰まりが解消されない、掃除したくない…そのような時はプロに相談してみましょう。
業者に依頼する場合は清掃費用がかかります。
詰まりの修理料金相場は数千円〜数万円と幅広いため、必ず見積もりを取りましょう。