排水管掃除中の失敗!ワイヤーが抜けなくなった時の対処法
排水管の掃除をする際に便利なグッズがワイヤーブラシです。
ワイヤーブラシは折り曲げることが可能で、排水管の奥までしっかり掃除できます。
一方で引っかかりやすく、状態によっては抜けなくなるおそれがあります。
ワイヤーが抜けない場合、むやみに引っ張ってはいけません。
慌てずに対処し、解消されない時は業者へ相談することが重要です。
ワイヤーが抜けなくなった時の対処法
排水管からワイヤーブラシが抜けない場合、焦らずに以下の方法を試してみましょう。
それでも抜けなかった時は、水回りの業者に依頼することをおすすめします。
円を描くように回して取り出す
ワイヤーブラシが抜けなくなったら、円を描くようにワイヤーを回してみましょう。
クルクルと回しつつ、ゆっくり引っ張ることで、ワイヤーの引っかかりが取れる可能性があります。
ワイヤーブラシは抜けないが、ある程度動かせる時に試してみましょう。
中性洗剤を流し入れる
ワイヤーブラシがびくともしない時は、中性洗剤の使用をおすすめします。
排水管に中性洗剤を流し入れることで、滑りやすくなる場合もあります。
中性洗剤は、排水口からゆっくり流し入れましょう。
一気に動かさず、徐々に動かして取り出すことも重要です。
排水管を分解する
最終手段ですが、排水管を分解して取り出す方法もあります。
ナットをゆるめて排水管を分解し、途中からワイヤーブラシを取り出してみましょう。
しかし、排水管の分解は慣れが必要で、破損や水漏れのリスクが高まります。
大掛かりな作業になるため、業者に任せたほうがよいでしょう。
ワイヤーブラシでは改善されないパターンも!
排水管の汚れを取る際に使われるワイヤーブラシですが、詰まりが改善されないパターンもあります。
詰まり方次第では、ワイヤーブラシを使ってもほとんど汚れが取れず、詰まりも解消されません。
決して万能ではありませんので、限界があると考えておきましょう。
固形物はワイヤーブラシが無意味に
排水管の中に固形物が詰まっている場合、ワイヤーブラシでは詰まりを解消できません。
ワイヤーが固形物を排水管の奥に押し込んでしまうか、詰まりを悪化させるおそれがあります。
状況次第では、ワイヤーが固形物に引っかかってしまう可能性もあるでしょう。
もし固形物が引っかかった時は、ラバーカップを使うか、業者への相談が賢明です。
いずれにせよ、ワイヤーブラシでは状況を悪化させてしまいかねません。
油脂の塊も除去が不可能
蓄積した油脂の塊も除去は不可能と考えておきましょう。
油脂の塊は、砕いて除去するのが一般的で、ワイヤーブラシはほとんど意味がありません。
確かに一部の油脂は取り除けますが、完全除去は非常に困難といえます。
油脂の塊は詰まりを引き起こす原因の一つです。
自分での対処が難しいため、なるべく業者に相談しましょう。
水を吸収する素材もNG
水を吸収する素材もワイヤーブラシでは取り除けません。
主に紙おむつや生理用品が該当しますが、これらには吸水性のポリマーが使用されています。
吸水性ポリマーは、水で膨張する性質があるため、排水管の中で膨れ上がる可能性があります。
そのため、ワイヤーブラシを使ったとしても奥に押し込んでしまうだけです。
詰まりが悪化しかねませんので、ワイヤーブラシの使用は控えておきましょう。
高圧洗浄が必要なケースも
もしワイヤーブラシで対処できない時は、高圧洗浄が必要になります。
高圧洗浄は、固形物はもちろん、油脂の塊や吸水性ポリマーなどで詰まりが起きている場合に効果的です。
水圧で一気に押し流すため、ワイヤーブラシで対処できない詰まりに使用されています。
ワイヤーブラシで詰まりが解消されなかった場合、高圧洗浄を検討してみましょう。
どうしても解消しない場合は業者に相談を
ワイヤーブラシが抜けない・詰まりを解消できない時は、業者に相談することが重要です。
適切に対処してくれますので、問題が生じた時は相談してみましょう。
また、ワイヤーブラシでの掃除に不安がある方も、業者に任せてはいかがでしょうか。
自分で掃除すると、ワイヤーが抜けなくなるなど、トラブルに見舞われるおそれがあります。
そうしたトラブルを避けたい方は、水回りのプロに任せてしまいましょう。