ハンドル空回りは自分で治せる?お風呂の蛇口が閉まらない時の対処法
お風呂の蛇口ハンドルは頑丈に作られていますが、使用頻度によっては故障し、空回りする場合もあります。
蛇口ハンドルが空回りした時は、少しでも早く修理することが大切です。
そのままでは水やお湯が使えませんし、水が止まらなくなってしまうおそれがあります。
お風呂の蛇口ハンドルの空回りは、自分でも修理できますが、少々コツと慣れが必要です。
自分では修理が難しい場合、業者に相談してみるとよいでしょう。
お風呂の蛇口ハンドルが空回りする原因
お風呂の蛇口ハンドルが空回りする原因は、主にスピンドルやコマパッキンの劣化・破損です。
スピンドルは、蛇口の回転に関わる部品で、蛇口を開閉する度に動いています。
一方のコマパッキンは、栓の役割を果たしており、水が外に漏れ出さないよう防いでいます。
蛇口ハンドルが空回りした時は、スピンドルかコマパッキンの劣化や破損を疑ってみましょう。
これらの部品は消耗品で、蛇口を使用しているうちに消耗し、本来の役割を果たせなくなります。
古い蛇口を使用している場合、特に空回りのリスクが高まることに注意が必要です。
スピンドルやコマパッキンは交換できる
蛇口のスピンドルやコマパッキンが劣化・破損したとしても、交換してしまえば問題ありません。
いずれも交換が可能な部品で、新品に交換することで空回りも直ります。
なお、スピンドルやコマパッキンは自分で交換することも可能です。
ただし、交換にはコツがいりますので、不安がある方は業者に任せてしまいましょう。
蛇口ハンドルの空回りを自分で修理する方法
もし自分で蛇口のハンドルの空回りを修理する場合、費用は工具代と部品代のみで済みます。
費用を抑えたい方は、自分で修理に挑戦してみるのもよいでしょう。
工具と部品を用意する
自分で蛇口の空回りを修理する時は、いくつか工具と部品を揃える必要があります。
修理に取り掛かる前に、次のものを揃えておきましょう。
● ドライバー
● モンキーレンチ
● (可能なら)ピンセット
● 新品のスピンドル
● 新品のコマパッキン
新品のスピンドル・コマパッキンを購入する前に、蛇口のメーカーと品番を調べることが重要です。
品番に合わない部品を用いた場合、空回りが直らないか、水漏れが生じるおそれがあります。
部品が入手できない時はメーカーへ相談し、代用品がないか聞いてみましょう。
手順に沿って部品を交換する
上記の工具と部品を揃えたら、後は蛇口を分解して部品を交換するのみです。
以下は大まかな修理の流れですが、蛇口の種類によっては若干異なる可能性もあります。
1. 止水栓か水道の元栓を閉じる
2. 蛇口のキャップやネジを取り外す
3. ナットを緩め、三角形のパッキンを取り外す
4. ネジを左に回してスピンドルを取り外す
5. スピンドルの奥にあるコマパッキンをピンセットで取り外す
6. 新品の部品を用意し、逆の手順で組み立てる
蛇口の修理へ取り掛かる際は、必ず止水栓か水道の元栓を閉めておきましょう。
開けたままだと水が勢いよく吹き出し、お風呂が水浸しになってしまいます。
止水栓か元栓を閉めたら、蛇口のキャップを取り外し、ナットを緩めて三角形のパッキンを取り外します。
そして古いスピンドルやコマパッキンを外し、新品と交換して逆の手順で元に戻すだけです。
手順を間違えないように注意
スピンドルやコマパッキンの交換は難しくありませんが、手順を間違えないように気を付けましょう。
万が一取り付け方を間違えたり、部品を取り付け忘れたりすると、水漏れが発生するおそれがあります。
また、蛇口ハンドルの空回りが直らず、再度修理が必要になる可能性も否定できません。
部品を紛失すると、蛇口そのものを交換する羽目になりますので、修理・交換は丁寧に行いましょう。
蛇口ハンドルを自分で直せない時は業者に相談を
もし自分で蛇口ハンドルの修理が難しいと感じたら、業者に相談することをおすすめします。
業者に任せてしまえば、確実にお風呂の蛇口ハンドルの空回りを修理してくれます。
自分で修理するよりも的確ですので、一度相談してみてはいかがでしょうか。
業者に依頼すると、修理費用がかかるため、見積もりを出してもらうことも重要です。
最初に概算を聞き、必要であれば他社にも相談して見積もり内容を比較しましょう。