下水詰まりの直し方は?原因と自分でできる応急処置まとめ
トイレやお風呂の水の流れが悪い場合、下水が詰まっている可能性があります。
下水の詰まりはめったに起こりませんが、もし詰まると流れが悪くなり、悪臭が充満することにも繋がりかねません。
最悪下水の逆流も起こりますので、速やかな対処が求められます。
下水の詰まりは色々な直し方があり、自分で治すことも不可能ではありません。
もし自分で対処できない時は、水回りの業者に相談してみましょう。
下水が詰まる原因によくあるもの
下水を詰まらせる原因は、意外と身近なところに潜んでいます。
主な原因は以下の6つですが、普段の行動・習慣が詰まりを引き起こす場合もあります。
台所から食べかすや油を流した
食べかすや油は下水を詰まらせる原因の一つです。
シンクに流して捨てている方も中にはいると思いますが、下水を詰まらせてしまうので極力控えましょう。
食べかすは下水管に留まることも多く、悪臭の発生原因にもなります。
油も固着しやすいため、下水管の隙間をふさいで水の流れを悪くしたり、詰まらせたりする場合があります。
お風呂の髪の毛や皮脂などが詰まっている
お風呂の髪の毛や皮脂、石鹸カスなども下水のつまりを引き起こす原因です。
入浴する以上、髪の毛や皮脂は少なからず下水に流れていきますが、水垢となって蓄積すると、詰まりを引き起こします。
髪の毛や皮脂、石鹸カスは、雑菌の温床になることもあります。
場合によっては悪臭を放ちますので、速やかに取り除くことが望まれます。
トイレに異物・固形物を流した
トイレに異物を流したり、固形物を落としたりした場合、下水を詰まらせる可能性があります。
トイレに流してよいのはトイレットペーパーのみで、ティッシュや生理用品、紙おむつなどは絶対に流してはいけません。
もし流してしまった場合、トイレが詰まってしまうこともあります。
なお、下水管に異物や固形物が引っかかると、トイレだけでなく台所やお風呂の水の流れも悪くなります。
下水が逆流するリスクもありますので、速やかな対処が必要です。
自分でできる下水詰まりの直し方
もし下水管が詰まってしまった時は、自分で詰まりを解消してみましょう。
直し方は主に3つありますが、一部を除いて簡単に実践できます。
パイプクリーナーを使う
下水が詰まった場合、まずは市販のパイプクリーナーを使用してみましょう。
パイプクリーナーは、水垢などの汚れを溶かすことが可能で、ホームセンターやディスカウントショップに置いてあります。
数百円で購入できますので、ぜひ試してみましょう。
パイプクリーナーは家庭向けとプロ用の2種類があり、溶剤の濃度や成分が異なります。
中には危険な成分を含むものもあるため、購入時はしっかりチェックしておきましょう。
ラバーカップを使用する
ラバーカップを試してみるのもおすすめです。
ラバーカップは先端にお椀のゴム部品が付いた道具で、主にトイレの詰まり解消に用いられています。
圧力で汚れや固形物を押し流せるため、異物や固形物を流してしまった時におすすめです。
100円ショップやホームセンターなどで売られていますが、排水口のサイズに合ったものを選ぶ必要があります。
高圧洗浄機で詰まりを直す
本格的に詰まりを解消したい時は、家庭用の高圧洗浄機を使うのも手です。
汚れなどを一気に押し流せるため、大半の下水の詰まりは解消されます。
しかし、高圧洗浄機を利用する場合、下水管を傷つけないよう注意が必要です。
難易度も高いため、難しい時は業者に相談しましょう。
下水詰まり修理・掃除を業者に頼んだ時の費用相場
自分では下水の詰まりを解消できないのであれば、業者への依頼がおすすめです。
業者に下水の詰まり修理・清掃を依頼した場合、およそ1〜3万円ほどの費用がかかります。
自分で直す場合に比べて出費はかさみますが、確実に詰まりを解消したいなら検討の余地があります。
ただし、複数の業者から見積もりを取り、料金を比較してみましょう。
下水の詰まり修理・清掃費用は業者により異なるほか、後から追加料金を請求するケースもあります。
後々の料金トラブルを避けるためにも、2社以上から見積もりを取りましょう。