【ぬるい・うるさい】給湯器が壊れる前兆まとめ！故障するまで使うリスクも
給湯器の音がうるさい、お湯がぬるい…このような症状が出た時は、給湯器の交換時期が迫っているのかもしれません。
一般に給湯器の耐用年数は10〜15年と言われていますが、使用頻度や環境によって異なります。
いずれにせよ、普段と違う症状が出たら壊れる前兆とみなし、修理や交換を検討するべきでしょう。
給湯器が壊れる前兆
給湯器が突然壊れるケースは多くありません。
ほとんどの場合、先に何らかの不具合・異常が生じ、その後給湯器が使えなくなります。
もし以下に挙げる前兆が見られた時は、メーカーや業者に修理・交換を相談してみましょう。
着火音・運転音が大きくなった
着火する時の音や、運転音が大きい場合、給湯器の交換が必要と考えられます。
部品が劣化し、着火不良や不完全燃焼が起きている可能性があります。
なお、不完全燃焼は非常に危険ですので、異音がしたら速やかに業者へ相談しましょう。
お湯が出るまでに時間がかかる
お湯が出るまでの時間が長い…そのような症状も故障前のサインです。
メーカーや使用する時期にもよりますが、普段よりお湯が出るまでの時間がかかる場合、交換時期が近づいていると考えましょう。
点火不良が起こり、やがてお湯が出なくなってしまう可能性があります。
設定温度よりお湯がぬるい・温度が安定しない
設定した温度よりもぬるいお湯が出たり、温度が安定しなかったりする時も注意が必要です。
給湯器の部品が劣化・故障し、給湯機能に不具合が起きている可能性が疑われます。
運転からしばらく経っても状況が改善されない時は、故障の前兆と考えられます。
また、追い焚きが使えない時も故障の前兆と捉えておきましょう。
一時的なエラーならまだしも、頻繁に使用不可能になる場合は給湯器の修理・交換をおすすめします。
異臭がする・ガス臭い
運転中に異臭がするか、ガス臭いと感じた時も給湯器の交換を検討するべきです。
できれば速やかに給湯器の使用を中止し、業者に修理や交換を手配しましょう。
異臭やガス臭がする場合、不完全燃焼が起きている可能性があります。
不完全燃焼は大きなリスクをはらんでいるため、異臭などがする状態で使用を続けるのは危険です。
エラーが頻繁に出る
給湯器を使用中にエラーが頻発する場合、早めに本体を修理・交換しましょう。
基盤に不具合が生じているか、すでに何らかの部品が破損・故障している可能性が疑われます。
エラーの原因を取り除いて改善された場合、一時的な現象であると考えられます。
しかし、原因を取り除いた後もエラーが続くなら、故障の前兆と捉えておきましょう。
給湯器から水漏れする
給湯器本体や配管から水漏れしている場合、早急な修理や交換が必要です。
本体か配管に亀裂が生じているか、パッキンなどの部品が劣化していると考えられます。
水漏れを放置すると、水量に勢いがなくなったり、部屋が水浸しになったりするおそれがあります。
いずれにせよ、水漏れを確認した時点で業者に相談してみましょう。
給湯器が壊れるまで使うリスク
給湯器が壊れる前兆を確認しても、費用の関係から修理・交換したくない、と考える方は少なくないでしょう。
しかし、給湯器が壊れるまで使い続ける行為は非常に危険です。
最悪自身の財産や生命にまで影響が及ぶ可能性すらあります。
不完全燃焼が発生する
給湯器を故障するまで使い続けた場合、不完全燃焼が発生するリスクが高まります。
不完全燃焼が起きると、空気中に一酸化炭素がばらまかれ、一酸化炭素中毒になるおそれがあります。
命すら奪われかねないので、異臭・ガス臭がした時点で給湯器を交換するべきです。
漏電してしまう
漏電リスクも高まります。
給湯器本体が水漏れすると、水が配線などに触れ、内部で漏電することがあります。
もしゴミやホコリが溜まっていた場合、引火する可能性もゼロではありません。
爆発による火災リスクも
最悪のケースでは、給湯器本体が爆発し、火災が発生します。
壊れた給湯器は、ガス漏れするリスクが高く、点火・運転と同時に着火する危険があります。
爆発まで至るケースは少ないものの、起こる可能性があることに注意が必要です。
給湯器の交換は業者選びが大切
もし給湯器に不具合や異常が生じたら、業者に交換してもらいましょう。
ただ、業者は給湯器の価格だけでなく、取り付け費用や実績、評判も確認して選ぶことが重要です。
安易に業者を選ぶと、後々トラブルになる可能性があります。
悪質な業者は高額な追加料金を請求したり、取り付けに手抜き工事をしたりすることも珍しくありません。
そうしたトラブルを防ぐためにも、業者は慎重に選びましょう。
