風呂場の排水口にトラップがない!下水臭や害虫の対処法まとめ
お風呂の排水口には、下水臭や害虫の侵入を防ぐためのトラップが設置されています。
しかし、築年数が古い住宅などでは、元からトラップが設置されていない場合もあります。
もし排水口にトラップがない場合、新たに設置するのもよいでしょう。
すでに悪臭や害虫の侵入で悩まされている方は、水回りの業者への相談もおすすめです。
風呂場の排水口トラップの役割
風呂場に設置されている排水口は、内部にトラップが設置されています。
排水トラップとも呼ばれますが、主に2つの役割を担っています。
1.下水臭を防ぐ
排水口のトラップの役割の一つが下水臭の防止です。
不快な下水臭は、排水管を通して漂ってくるケースが多く、そのままだと室内に悪臭が充満してしまいます。
トラップは、排水管の一部に水(封水)を溜め、下水臭の上昇を抑え込んでいます。
形状・構造は種類によって異なるものの、封水で悪臭を抑え込んでいる点は同じです。
2.害虫の侵入を防止する
排水口トラップのもう一つの役割は、害虫の侵入防止です。
害虫の侵入経路はさまざまですが、排水口から入り込むケースもあります。
排水口のトラップは封水を溜め込むことで、下水臭だけでなく害虫の侵入も防いでいます。
排水管を伝って侵入することは決して珍しくないため、もし風呂場で害虫を見つけた際は注意しましょう。
排水口にトラップないとどうなる?
排水口にトラップを設置していない場合、不快な下水臭に悩まされることになります。
特に風呂場は通気性が悪いため、臭いが充満する可能性もあるでしょう。
また、害虫が侵入するリスクも高まります。
住まいの衛生環境が悪化するおそれもあるため、害虫に悩まされたくない方は、何らかの対策が求められます。
風呂場の排水口にトラップが無い時の対処法
「排水口にトラップない…」そのような時は、次の方法で対処してみましょう。
そのままにすると、下水臭や害虫に悩まされてしまいかねません。
ただ、本気で対処したい時は、水回りの業者へ相談してみるのもおすすめです。
フタを取り付ける
風呂場の排水口にトラップがない時は、フタの取り付けを検討していましょう。
排水口のフタやカバーは、排水口の上に被せるだけの手軽さが魅力です。
素材はゴムやステンレスなどさまざまですが、価格は決して高くありません。
排水口にフタをすれば、下水臭や害虫の侵入を抑制できます。
ただし、排水口に隙間ができないよう、ピッタリのサイズを選びましょう。
新たに排水トラップを設置する
排水トラップを設置するのもおすすめです。
排水口は、後からでもトラップをできるため、本気で対処したい時は検討してみましょう。
排水トラップは、ホームセンターやインターネットの通信販売でも購入できます。
排水口のサイズや形状に合わせ、適したものを選びましょう。
悩んだら業者へ相談を
排水トラップの設置方法が分からない・すぐ何とかしたい、という場合、業者への相談をおすすめします。
業者なら排水口の状態に合わせ、適切な対処をしてくれます。
排水トラップの設置も相談できますが、費用がかかる点は注意しておきましょう。
料金は業者によるものの、安くて数千円、高ければ1万5千円以上はかかります。
風呂場の排水口を自分で掃除する方法
排水口のトラップがない場合、こまめな掃除も心がけましょう。
定期的に掃除すれば、不快な臭いを抑えることが可能です。
自分でも簡単に掃除できますので、ぜひチャレンジしてみましょう。
重曹とクエン酸(お酢)で掃除しよう
特に簡単な方法が重曹とクエン酸(お酢)を使う方法です。
消臭もできるため、風呂場が臭う時は掃除してみましょう。
重曹とクエン酸(お酢)を使う掃除方法は次のとおりです。
1.重曹と粉末のクエン酸かお酢を用意する
2.排水口周辺の髪の毛やゴミを取り除く
3.排水口が隠れるように重曹を振りかけ、クエン酸と水、またはお酢をかける
4.シュワシュワと発泡を始めたら1時間ほど置く
5.ぬるま湯できれいに洗い落とす
汚れが落ちない時は、ブラシやスポンジで汚れをこすりましょう。
なお、重曹やクエン酸(お酢)を使用する方法は、排水口が詰まった時にも効果的です。
液体パイプクリーナーもおすすめ
手間をかけたくない方には、液体パイプクリーナーがおすすめです。
ホームセンターなどで売られているため、簡単に購入できます。
液体パイプクリーナーを使う際は、まず排水口周辺のゴミを取り除きましょう。
そして直接液体を注ぎ、パッケージに記載された時間放置します。
放置したらブラシなどで汚れをこすり、ぬるま湯で薬剤を洗い落としましょう。