給湯器がうるさい!異音が気になる時の対処法をご紹介
給湯器が運転中に突然異音がした、音が大きくなった…このような症状が出た時は注意が必要です。
通常なら給湯器の運転音は静かですが、うるさいと感じるほどであれば、本体に異常が生じている可能性があります。
放置すると完全に故障するおそれもあるため、早めに業者への相談をおすすめします。
給湯器からうるさい音がする原因
給湯器から異音がする場合、音の鳴り方によって原因が異なります。
以下で挙げる音が鳴っている時は、給湯器の異常が考えられるため、業者に点検を依頼しましょう。
異常燃焼やファンモーターの不具合
ピーと甲高い音が鳴り響いている場合、異常燃焼かファンモーターの不具合が疑われます。
給湯器は、ガスを燃焼させるためにファンモーターから空気を送る構造になっています。
ところが、ファンモーターに異常があると空気が適切に送られず、異常燃焼が起こるのです。
ファンモーターが劣化している可能性もありますが、放置すると給湯器の発火に繋がりかねません。
いったん給湯器の使用を中止し、速やかに業者へ相談しましょう。
不完全燃焼が起きている
給湯器の使用中にボンッと爆発音が聞こえる場合、不完全燃焼が起きているおそれがあります。
もし小さくとも爆発音が聞こえた時は、すぐに給湯器の運転を止め、業者へ連絡しましょう。
合わせてガスの元栓を閉めることも必要です。
不完全燃焼は非常に危険で、命に関わるリスクが潜んでいます。
給湯器がガス漏れを起こしたり、発火したりする場合もあるため、絶対に放置してはいけません。
給湯器本体に異物が混入した
運転中にカラカラカラ…と音がする場合、給湯器本体の異物混入が考えられます。
特に多いのはファンモーターの異物混入で、回転中のファンが異物に接触している可能性があります。
急に音がうるさくなった時は、異物の除去やファンモーターの点検・交換などの対処が必要です。
本体の経年劣化
給湯器本体の経年劣化もうるさい音の原因になります。
一般的な給湯器は、耐用年数が10年ほどと言われています。
実際は10年以上使用できる可能性が高いものの、いつ不具合が起きるか分かりません。
もし10年以上使用している方は、業者に修理を相談してみましょう。
ただ、10年以上が経過した給湯器は、メーカーが部品の製造を終了している場合もあります。
資金に余裕がある方は、交換も視野に入れておきましょう。
給湯器がうるさい時の対処法
給湯器の異音は、必ずしも故障が原因とは限りません。
もし給湯器本体に問題がない場合、以下の方法でうるさい給湯器の音を軽減しましょう。
反対に上記のような異常音がする時は、すぐに業者の手配をおすすめします。
利用時間を変更する
すぐにできる対処法が利用時間の変更です。
給湯器の音がうるさいと感じる場合、時間帯を少し変えてみてはいかがでしょうか。
特に夜間は静まり返るため、日中より給湯器の音を感じやすくなります。
しかし、エコキュートは夜間に稼働するため、時間帯を変更してもさほど効果がありません。
ヒートポンプ未使用の給湯器への交換を検討しましょう。
設置場所を変更してもらう
設置場所を変えることも異音の軽減に繋がります。
自分では難しいため、メーカーや設置を依頼した業者に相談しましょう。
また、防振金具やゴムの取り付けもうるさい音の軽減に繋がります。
マンションや賃貸物件で場所を移動できない方は、防振金具に変更してもらいましょう。
給湯器の交換・修理はどこに依頼する?
給湯器が壊れてしまった時は、業者に修理・交換を依頼しましょう。
問題は依頼先ですが、大別して3つの選択肢があります。
給湯器メーカー
確実に修理・交換を依頼できるのが給湯器メーカーです。
使用しているメーカーのサポートへ連絡し、修理・交換について相談してみましょう。
メーカーの強みは、技術的なトラブルもスピーディに解決してくれる点です。
また、保証期間内であれば、無料で対応してもらえる可能性もあります。
一方、有償修理・交換の場合は費用が割高です。
アフターサポートは充実していますが、出費を抑えたい方には適していません。
ガス会社も対応可能
ガス会社も給湯器の修理・交換に対応しています。
給湯器などガス機器の取り扱いに慣れているため、信頼性の高さが強みです。
しかし、修理・交換費用は安いといえません。
ガス会社によっては、修理や交換対応が可能なメーカー・機種が限られます。
もしガス会社へ給湯器の修理や交換を依頼する際は、まず対応の可否を聞いてみましょう。
給湯器の販売業者や水道業者
給湯器の販売業者や、水道業者で対応してもらえる場合もあります。
これらの業者は費用が安く、取り扱っている給湯器のバリエーションも豊富です。
大幅にディスカウントしている業者も多いため、交換費用を抑えられるのがメリットでしょう。
ただし、高額な交換費用を追加請求する悪質な業者も存在します。
必ず詳細な見積もりを取り、最終的な金額が確定してから依頼可否を判断しましょう。