原因は切換弁にあり？シャワーのカランが水漏れした時の対処法まとめ

シャワーのカランは使用頻度が多く、部品の消耗も進みやすい場所です。
水漏れが起こることも珍しくありませんが、もし水漏れが起きた時は早めの修理が必要になります。

カランの水漏れを放置すると状況が悪化し、自分での修理が難しくなってしまう場合もあります。
ポタポタと水が垂れ始めたり、異常を感じたりした時は、速やかな対処をおすすめします。

シャワーのカランから水漏れする原因

風呂の画像

シャワーのカランが水漏れする原因は2つです。
いずれにせよ、部品の劣化や破損が水漏れを引き起こしているため、早めに該当部品を交換しましょう。

特に多いのは切換弁の劣化・摩耗

カランの水漏れの原因は、切換弁の劣化や摩耗に起因するケースが大部分を占めています。
切換弁は、文字通りカランとシャワーを切り替えるための部品で、徐々に劣化や摩耗が進んでいきます。

この切換弁が劣化・摩耗すると、シャワーとカランを切り替えた際、以下のような症状が起こります。
水漏れする前からこうした症状が出ている場合、切換弁に原因があると考えてよいでしょう。

・シャワーとカランが切り替わらなくなる
・切り替え後にカラン・シャワーから水が垂れる
・水量が少ない・水が出てこない
・切り替えてもすぐに水が止まらない

切換弁が異常をきたすと、シャワー・カランの切り替えができなくなったり、切り替え後に水が垂れたりします。
また、水量が減少するケースもあれば、すぐ水が止まらないなど、劣化・摩耗の兆候が生じる場合もあります。
いずれにしても、このような症状が出たら自分で修理するか、業者に相談してみましょう。

パッキンの劣化が原因になることも

一方、パッキンの劣化が水漏れを引き起こしている可能性もあります。
パッキンは水漏れを防ぐ役割を果たしていますが、劣化するとヒビが生じ、隙間から水が漏れ出すことも少なくありません。

最初は水がにじみ出る程度でも、劣化が進むとともに水漏れが進行し、最終的に止まらなくなるおそれもあるのです。
パッキンの寿命は15年ほどと言われているため、耐用年数が過ぎたら交換を検討しましょう。

蛇口本体の故障も…

切換弁やパッキンに異常がない時は、蛇口本体が故障している可能性も考えられます。
蛇口本体が壊れることはめったにありませんが、蛇口は10年〜20年で交換が必要です。
古い蛇口を使用している方は、交換も視野に入れたほうがよいでしょう。

シャワーのカランから水漏れした時の対処法

虫眼鏡の画像

もしシャワーのカランが水漏れした場合、絶対に放置してはいけません。
水漏れの状態が悪化するリスクがあるため、以下の方法で対処しましょう。

応急処置として止水栓を閉める

水漏れの状態に関わらず、まずは止水栓を閉じることをおすすめします。
あくまで応急処置ですが、水の供給が止まるため、水漏れの悪化を防げます。

ただし、水が止まることからカラン・シャワーは使えなくなります。
止水栓を閉めた後は、速やかに切換弁やパッキンを交換しましょう。

切換弁やパッキンを交換する

カランから水漏れしている時は、切換弁やパッキンの劣化や破損が疑われます。
これらの部品は消耗品のため、止水栓を閉めたうえで交換してみるとよいでしょう。

切換弁やパッキンは、ホームセンターで販売されています。
価格は数百円ほどですが、お店によって取り扱っているメーカーや種類が異なります。

どれを購入すればよいか分からない方は、取り外した切換弁・パッキンを持っていきましょう。
あるいはサイズや形状を計測し、合致するものお店で聞いてみるのもおすすめです。

自分で修理できない時は業者に依頼を

業者の画像

カランから水漏れする場合、切換弁やパッキンが劣化・破損しているケースがほとんどです。
しかし、修理や交換は慣れが必要で、蛇口の種類によっては分解すら手間取ってしまうでしょう。

もし自分で修理できない・難しいと感じた時は、業者に依頼することをおすすめします。
修理業者に依頼すれば、すぐに水漏れの原因を特定し、適切な修理・交換対応をしてくれます。

カランの水漏れを放置すると、水道代や修理代の高騰につながりかねません。
業者へ修理を依頼した場合も費用はかかりますが、長い目で見ると出費を抑制できます。
水が垂れているのを発見したら、早めにプロへ相談しましょう。