散水栓の水が出ないのは詰まりが原因？その他の要因や対処法をご紹介
庭木の水やりなどに便利な散水栓ですが、水の出が悪くなったり、水が出なかったりと、トラブルも珍しくありません。
特に普段から使用している方にとっては、水が出ないことは大きな問題になるでしょう。
散水栓から水が出ない原因は多岐にわたりますが、原因によっては対処できる場合があります。
それでも難しい時はプロへ相談し、状況に合わせた処置をしてもらいましょう。
散水栓から水が出ない原因
散水栓から水が出ない場合、主に5つの原因が考えられます。
季節が影響しているケースもありますので、現在の状況から原因を判断してみましょう。
内部に錆びが蓄積している
長年使用している散水栓の場合、内部に錆びが蓄積している可能性があります。
たまに茶色い水が出てくる、奥で詰まっている感じがするなどの症状が出ている時は、錆びを疑ってみましょう。
金属製の配管を使用している住まいは、劣化によって少しずつ錆びが発生していきます。
場合によっては、業者に配管を丸ごと交換してもらうとよいでしょう。
落ち葉や泥が貯まっている
落ち葉や泥が蓄積していることも考えられます。
庭を掃除しても、散水栓周りまでは掃除しない方も多いと思いますが、泥や落ち葉だらけになっていませんか？
もし当てはまる場合は注意が必要です。
散水栓に泥や落ち葉が蓄積すると、配管をふさいでしまうことがあります。
日頃からこまめに掃除し、定期的に水を使うようにしましょう。
配管が破損している
配管に亀裂にズレが生じるなど、破損しているケースも疑われます。
地震などの衝撃を受けたり、腐食によって配管に穴が空いたりすると、水の出が悪くなるか、全然出てこなくなります。
散水栓に目立った異常がない時は、配管の破損を疑ってみましょう。
配管が破損すると水漏れを起こす場合もあるため、水道代の高騰に注意が必要です。
配管が凍結している
寒い地域にお住まいの場合や、前日夜に冷え込んだ時などは、配管が凍結している可能性もあります。
配管が凍結すると水の通り道がなくなるため、蛇口を回しても水が出てきません。
冬場に突然水が出なくなったら、配管の凍結を疑ってみるとよいでしょう。
もし配管が凍結している時は、溶けるまで待つことが重要です。
蛇口を一気に開くと、圧力差で配管が破損・破断してしまう危険があります。
蛇口が故障して空回りしている
配管に問題がない場合、蛇口本体が空回りしている可能性もあります。
蛇口の内部にあるコマなどの部品は消耗品で、少しずつ摩耗してすり減っていきます。
もし蛇口が中々回らない、感覚がおかしいと感じたら、分解して内部を確かめてみましょう。
散水栓から水が出ない時の対処法
散水栓の水が出ない場合、原因次第では自分で対処することも可能です。
原因が分からない時も、可能なら以下の対処を行ってから業者へ相談しましょう。
止水栓を開ける
まずは止水栓をチェックし、少しだけ開いてみましょう。
止水栓は水量を調整できるため、開くことで水が出る可能性もあります。
ただ、凍結時は蛇口を開いてはいけません。
止水栓には触れず、後述の方法を試しましょう。
蛇口周辺を掃除する
泥や落ち葉が溜まっている時は、散水栓周りを掃除し、綺麗に取り除きましょう。
落ち葉などが給水に影響している場合、掃除をすれば改善されることがあります。
蛇口周辺が錆びているなら、ブラシでこすってみるのもよいでしょう。
サビが取り除かれ、水が出やすくなる場合もあります。
蛇口のコマなどの部品を交換する
蛇口が空回りしていて、かつ単水栓の場合、コマなどの部品を交換してみましょう。
もし蛇口が回らない時は、部品の劣化や摩耗が考えられるため、交換すると改善されるかもしれません。
しかし、部品交換は工具が必須で、蛇口の構造を理解している必要があります。
難しい時は無理に作業せず、業者に相談しましょう。
凍結時は蛇口や配管にタオル・布を巻こう
冬場や夜中に気温が下がった時は、蛇口や配管にタオルや布を巻いてみましょう。
少しずつ保温され、内部の氷が溶けていきます。
余裕があるなら、お湯を少しずつかけてみるのもおすすめです。
50度前後のお湯を用意し、配管にゆっくりとかけてみましょう。
床下の排水管が水漏れした時にまず取るべき行動
上記の手段を試しても水が出ない際は、業者への相談をおすすめします。
恐らく配管の劣化や破損、内部のサビの蓄積などが考えられるため、自分では対処できません。
プロに相談すれば、原因を突き止めて修理・交換対応をしてくれます。
ただし、料金がかかりますので、詳しい見積もりを取ってから依頼しましょう。
