排水口のボコボコ音はつまりのサイン?原因と対策をご紹介
排水口に水を流した時、ボコボコという音が聞こえたことはありませんか?
一時的なものなら問題ないですが、もし日常的に音が聞こえている場合、配管がつまりを起こしている可能性があります。
音の大きさや状態次第では、早めに対策を取るか、業者へ相談したほうがよいでしょう。
排水口がボコボコ鳴る原因は?
排水口からボコボコと音が鳴る場合、主に4つの原因が考えられます。
一時的な現象と慢性的な現象に分けられますが、後者の場合は業者への相談など、何らかの対策が求められます。
大雨が降っている
もし台風の日や、強い雨が降っている時に音が鳴る場合、大雨が原因と考えられます。
雨は下水管へと流れていきますが、大雨によって下水管が飽和状態となり、流れが悪くなる場合があります。
すると排水口の水も流れが悪くなり、ボコボコと異音を立てることがあるのです。
大雨など気象状況が原因の時は、特に何らかの対策を取る必要はありません。
あくまで一時的な現象で、晴れるか雨が落ち着くと下水管の流れも戻り、異音もしなくなります。
配管に大量の水が流れ込んでいる
配管に大量の水が流れている状態の時も、ボコボコ音がすることがあります。
特に集合住宅に住んでいる方は、他の部屋の住民が水を流している場合も考えられます。
集合住宅は配管を他の部屋と共有しているため、水の流れが悪くなり、ボコボコと音を立てるパターンがあるのです。
この場合も一時的な現象で、特別な対処は必要ありません。
ただ、配管のつまりや設備不良も考えられるため、音が続くようなら管理会社か大家に連絡しましょう。
ゴミや水垢によるつまり
日常的にボコボコ音が聞こえる場合、配管にゴミや水垢が蓄積している可能性があります。
ゴミ・水垢は水の流れを阻害しますので、なかなか水が流れず、ボコボコという異音を生じさせることも多いのです。
もし異音がずっと続いているようであれば、一度配管を掃除してみましょう。
ただ、ゴミや水垢の蓄積次第では、掃除だけで解決しない場合もあります。
改善が見られないような時は、業者へ相談することも重要です。
空気の逃げ道がない
住まいをリフォームした後に音が鳴り始めた方は、空気の逃げ道がなくなっている可能性もあります。
ダブルトラップと呼ばれる状態で、排水トラップが2重になってしまっているのかもしれません。
排水トラップは通常一つですが、リフォームの際に追加され、排水トラップが複数の状態になる場合もあります。
これによって空気の逃げ道がなくなり、ボコボコという音が発生することもあるのです。
もしダブルトラップ状態になっている場合、通気弁という部品を取り付ける必要があります。
リフォームを依頼した業者か、水回りのプロへ相談してみましょう。
排水口がボコボコ鳴る時の対策
排水口からボコボコという音が鳴る原因はさまざまですが、ゴミや水垢のつまりが原因なら簡単に対策できます。
音がした時は以下の方法で対処してみましょう。
排水口を掃除する
まずは一度排水口回りを掃除してみることをおすすめします。
洗剤やブラシを使って、手が届く範囲の汚れをしっかり落としましょう。
手間を省きたい方は、重曹やクエン酸を使うのもおすすめです。
排水口の周囲と内部に重曹とクエン酸を振りかけ、しばらく放置しましょう。
1時間ほど経ったら50度前後のお湯を流し入れ、重曹・クエン酸を取り除けば完了です。
ある程度の汚れや水垢なら、この方法だけで十分取り除けます。
もし汚れが残った時は、ブラシで取り除きましょう。
ラバーカップ・ワイヤーブラシで掃除する
頑固な汚れ・水垢に対しては、ラバーカップかワイヤーブラシが効果的です。
ラバーカップは圧力差で汚れを押し流す道具で、ホームセンターやディスカウントストアなどに売られています。
ワイヤーブラシは、先端に細長いブラシが取り付けられた掃除道具です。
配管の奥まで掃除できるため、一度試してみるとよいでしょう。
排水口のボコボコ音を業者に相談する際の費用相場
掃除をしてもボコボコ音が改善されない場合、業者へ相談してみることをおすすめします。
費用は状況によって変わりますが、簡単なつまりなら1万円前後で対処してもらえます。
ただ、高圧洗浄など専門的な作業が必要な場合、3〜4万円かかる可能性あります。
いずれにせよ、プロへ対処してもらうなら、一度費用の見積もりを取ってみましょう。
業者によって費用が変わる場合も多いため、なるべく相見積もりがおすすめです。
費用をしっかり比較し、信頼できる業者に対処を依頼しましょう。