水道の水圧がおかしい!と思った時にチェックするべきポイントまとめ
最近蛇口から出る水の勢いが悪くなった、あるいは急激に強くなった…そのような現象は起きていませんか?
もし心当たりがある方は、水道の水圧がおかしいのかもしれません。
水道は、水圧によって蛇口から出る水の勢いが変わります。
そのため、水圧が強いと水の勢いが強くなりますし、反対に弱ければ水もほとんど出てこなくなります。
いずれにしても、水圧に異常が生じている時は、原因をしっかりと探る必要があります。
水道の水圧がおかしい時に確認すべきポイント
水圧がおかしくなっている時は、まず以下のポイントをチェックしてみましょう。
場合によっては、業者への相談や修理の依頼をする必要があります。
他の水道の水圧も確認しよう
水道の水圧がおかしい時は、まず他の場所の状態をチェックしてみましょう。
もし建物全体がおかしくなっている場合、元栓に原因があると考えられます。
誰かが水道の元栓を操作し、普段と水圧が異なっている可能性があります。
集合住宅の高層階や、高台に建物がある場合、水圧の調整などの工事が行われていることも考えられます。
一度管理会社や、管轄の水道局へ問い合わせてみるのもよいでしょう。
止水栓もチェックすること
特定の蛇口のみ水圧がおかしい場合、止水栓の不具合が考えられます。
止水栓は蛇口の水量をコントロールする役割があります。
水圧が弱いのであれば止水栓を開け、反対に勢いがある時は締め込みましょう。
なお、止水栓は蛇口の種類や構造によって場所が異なります。
通常はマイナスの溝が入ったネジの形状をしていますので、探してみましょう。
蛇口やシャワーはフィルターの詰まりを確認
止水栓と合わせ、蛇口やシャワーのフィルターも確認をおすすめします。
長く使っていると、フィルターが水垢や汚れで詰まっている可能性もあります。
もし蛇口・シャワーにフィルターが付いている場合、一度取り外して中を確認してみましょう。
配管の破損が原因になることも
元栓や止水栓、フィルターなどをチェックしても異常が見当たらない時は、配管が破損し、水漏れしていると考えられます。
漏水すると水圧が弱くなるため、元栓・止水栓を調整してもほとんど変わりません。
配管の破損が見つけづらく、発見が遅れることも多々あります。
どうしても原因が分からない時は、水道局や業者に漏水調査をしてもらうとよいでしょう。
水道の水圧がおかしい時の対処法
水圧がおかしくなったとしても、自分でできる対処法はあります。
まずは一通り試し、それでも変化がない時は業者に相談しましょう。
元栓を調整する
水が出ないか勢いがよすぎる時は、水道の元栓を調整するのがおすすめです。
特に建物全体の水量がおかしいなら、元栓を開閉するだけで水圧がコントロールできます。
ただし、一部のみ水圧がおかしい場合、元栓を調整するのは好ましくありません。
最初に止水栓を調整してみましょう。
止水栓を調整してみる
一部だけ水圧に異常があるなら、止水栓を開閉しましょう。
マイナスドライバーがあれば、すぐにでも調整することが可能です。
止水栓を左(反時計回り)に回すと水量が増え、右(時計回り)に回すと減少します。
現在の水圧の状態に合わせ、適切に調整しましょう。
蛇口やシャワーのフィルターを掃除・交換する
蛇口やシャワーのフィルターが詰まっている時は、取り外して掃除をおすすめします。
汚れの詰まりがひどかったり、劣化が見られたりするなら、新品へ交換するのもよいでしょう。
フィルターは蛇口に合わせたものを選ぶ必要があります。
なお、フィルターはホームセンターでも購入できますが、分からない場合はメーカーへ相談するか、業者に交換を依頼しましょう。
全ての蛇口を閉めてメーターを確認する
水漏れの疑いがある時は蛇口を全部閉め、メーターをチェックしてみましょう。
メーターが回り続けている場合、漏水している可能性が疑われます。
ご自身では対処できませんので、水道業者に相談しましょう。
水道の水圧がおかしい時は業者に依頼するのが吉
水漏れが疑わしい時はもちろん、元栓・止水栓を調整しても水圧が戻らない時は、業者に依頼するのがおすすめです。
水圧の変化はさまざまな条件で起こるため、プロに点検してもらい、適切な処置を取ってもらう必要があります。
しかし、点検や修理は費用がかかるので気を付けましょう。
相見積もりを取り、詳しい話を聞いてから業者を選ぶことが重要です。