トイレのつまり対策とは？

まずはトイレの構造を把握！

トイレの画像

トイレがつまってしまうと、生活に支障が出てしまいますよね。
それに、トラブルにトラブルが重なってしまったり、業者に依頼すれば費用も時間もかかってしまいます。
そういう状況にならないためにも、日頃からつまりを起こさないように気を付けることが大切です。

トイレのつまりが発生しやすい箇所というのがありますので、まずはトイレの構造について知っていきましょう！

便器はカーブ状の排水路によって、便器内に水が溜まる構造になっています。
これが目に見えてわかる“水溜まり”です。
下水管から上がってくる臭いや虫の侵入を防ぐ役割を担っています。
その奥に、Ｓ字の排水路があり、水は一旦上り坂を上がった後に、下に落ちて排水管へと流れる構造です。

この排水路の上り坂から下に落ちる間に、“せき”とよばれるものがあります。
“せき”は、トイレのつまりが起こりやすい箇所の一つです。
つまっている箇所が“せき”でなければ、その先の排水管でつまりが生じていることが考えられます。

水に溶けない異物やスマホなどを落としてしまった場合、この“せき”で引っかかっている可能性があります。
手を突っ込んでみたら取れることもありますが、取れない場合は業者へお願いしましょう。

トイレがつまる前の前兆はあるのか？

トイレットペーパーの画像

トイレのつまりは、大きな固形物を落とした場合の急なつまりと、徐々につまりが進行する2パターンがあります。
後者であれば、完全に詰まって水が溢れだす前に対処ができると助かりますよね。

では、トイレのつまりに前兆はあるのでしょうか。
よくあるつまりの前兆の事例を見ていきましょう。

1．タンクから水は流れているが、便器の流れが悪い

水を流した際にタンクから水は流れるけれど、便器の方でスムーズに流れない場合は、つまりの前兆かもしれません。

2．水を流した際に水位が高くなる

水を流したあと、正常であれば水位は上がらずに流れていきますが、次第に水位が上昇します。
徐々につまりがひどくなると、完全に水が溢れてしまうので早めに対処をする必要があります。

3．水を流す際の勢いが弱い

この場合は、便器ではなくタンクの異常が考えられます。
トイレのタンクは、便器へ流す水を一旦溜め込んで、レバーを引くことで便器に流れ込む仕組みです。
水の勢いで排水管へ流していきますので、水の量や勢いがないという場合は、便器内でのつまりを起こす原因になってしまいます。

4．水を流した際に異音がする

ポコポコ・ボコボコという異音が、どこで起きているかを確認してください。
便器の中・便器の下の方・タンク・ウォシュレットなど、もし場所がわからなくても、異音が発生している場合はつまりのサインです。

つまりの前兆を見落とさず、大きなトラブルになる前に対応するようにしましょう。

トイレのつまり対策はある？

女性の画像

トイレのつまりの前兆がないとしても、いつトラブルが発生するかわかりません。
日頃からトイレがつまらないように、しっかり対策をすることが大切です。
では、トイレのつまり対策はどういったものがあるのでしょうか。

当たり前のことではありますが、一番はトイレットペーパー以外は流さないようにすることです。
トイレに流せないものを“流せる”と思って流すことはしないこと、そして、トイレに流せると書かれているものであっても、出来る限り流さないようにするのも予防の一つです。

トイレクリーナーなどは、トイレに流せるものであっても、トイレットペーパーよりは厚手なので大量に流すとつまる可能性があります。
流す場合は1枚ずつ流すなど注意しましょう。

次に、トイレットペーパーを使いすぎないことです。
水に溶けるトイレットペーパーとはいえ、一度に大量に流すとつまりを起こしてしまいます。
多く使うときは、1度に流すのではなく2度に分けたりするようにしましょう。

そして、水の流し方に気を付けるだけでも予防ができます。
水栓レバーには大・小がありますが、節約のためにと大便を小で流すと、水の量や勢いが足りずに、しっかりと排水管へと流れつきません。
便を流しきるために必要な水量は考えているより多いので、例えばタンクにペットボトルなどを入れて節水をしているパターンも、つまりの原因になります。

日頃の些細なことでつまり対策ができますので、ぜひ参考にして実践してみてくださいね。