マンションのトイレの流れが悪い…よくある原因と対処法をご紹介
トイレの流れが悪い場合、排水管に異物が引っかかり、つまりを引き起こしている可能性があります。
しかし、マンションなど集合住宅のつまりに関しては、必ずしも異物が原因とは限りません。
いずれにせよ、トイレの流れが悪い時は放置せず、適切に対処することが大切です。
マンションのトイレつまりでよくある原因
マンションのトイレは、さまざまな原因でつまってしまいます。
主な原因は以下の4つですが、原因次第によっては自分での解決が困難です。
業者や管理会社に対応してもらいましょう。
共有部分の排水管が詰まっている可能性
まず考えられるのは、共有部分の排水管のつまりです。
一般的なマンションの場合、各部屋の排水管は共有部分に繋がっており、まとめて排水する仕組みになっています。
そのため、共有部分の排水管がつまってしまうと、複数の部屋に影響が及んでしまうのです。
もし自分の部屋のトイレに問題がない時は、共有部分のつまりを疑ってみましょう。
この場合、まずはマンションを管理する組合や管理会社、オーナーに連絡を取る必要があります。
水圧が足りていない
トイレの水圧不足の可能性もあります。
高い場所ほど水圧は低くなるため、マンションの高層階に住んでいる方は注意が必要です。
水圧が不足すると水量が弱まり、トイレの流れも悪くなってしまいます。
特にタンクレストイレは影響を受けやすく、水圧が弱いとつまりを引き起こします。
ただ、水圧不足は自力での解決が難しい問題です。
分譲マンションにお住まいの方は業者に、賃貸マンションの方はオーナーや管理会社に相談してみましょう。
トイレットペーパーを大量に流した
大量のトイレットペーパーがつまりを引き起こす場合もあります。
トイレットペーパーは水で溶けますが、時間をかけて少しずつ溶けていきます。
そのため、一度に大量のトイレットペーパーを流した場合はつまることがあります。
トイレットペーパーが原因の時は、しばらく放置することで自然に解消されます。
放置しても解消されない場合、他の原因を疑ってみましょう。
ティッシュなど水に溶けないものを流した
ティッシュや紙おむつなど、水に溶けないものを流した時もトイレがつまります。
これらは水に溶けると思ってしまいがちですが、ただ水でふやけるだけです。
実際は溶けないため、排水管に引っかかるとつまりを引き起こします。
つまりを予防するためには、トイレットペーパー以外のものを流さないことが大切です。
マンションのトイレつまりを放置するリスク
マンションのトイレがつまった場合、速やかに業者を呼ぶなどの対処が求められます。
もし放置してしまうと、さまざまなトラブルを生むおそれがあります。
トイレが逆流するおそれ
つまりを放置した場合、トイレが逆流することも珍しくありません。
トイレの水が流れなくなるため、最悪便器からあふれてしまう可能性があります。
このような状態になると、トイレそのものが使えなくなります。
トイレの水の流れが悪いと感じたら、つまってしまう前に対処することが重要です。
業者に相談するか、管理会社へすぐに連絡しましょう。
他の部屋や下の階に影響することも
トイレのつまりが他の部屋や下の階に影響を及ぼすケースもあります。
マンションなどの集合住宅は、基本的に排水管が一本で繋がっています。
もし自分の部屋でトイレが詰まると、他の部屋や下の階の排水が悪くなり、さらに影響が広がる可能性があります。
後々トラブルになるリスクもあるため、できるだけ早く解決することが求められます。
マンションのトイレつまりが起こった時の対処法
マンションのトイレがつまった時は、以下の方法で対処してみましょう。
解決できなければ業者に相談し、適切に対応してもらうことをおすすめします。
ラバーカップを試してみる
トイレがつまったら、ラバーカップを使用してみましょう。
ラバーカップはホームセンターや100円ショップで販売されており、圧力で異物を押し流せる道具です。
ただし、使い方を誤ると、かえってつまりが悪化してしまいます。
不安がある方は、業者に相談してみるとよいでしょう。
オーナーや管理会社に連絡する
共有部分のつまりが疑われる時や、賃貸マンションにお住まいの方は、オーナーや管理会社に連絡しましょう。
特に賃貸マンションの場合、自己判断で業者を呼んではいけません。
料金を巡ってトラブルになりかねないため、先にオーナー・管理会社に連絡する必要があります。