水道水がカビ臭い…飲んでしまった…原因と対処法をご紹介
水道水は独特のカルキ臭がありますが、人体への影響はないため安全性は担保されています。
しかし、水道水を口に含んだ時に普段と違う臭いがしたり、かび臭いと感じたりしたことはないでしょうか。
ただ、水道水がカビ臭いとしても、人体への影響はありません。
それでも気になる時は利用を避け、業者などに相談してみるとよいでしょう。
水道水がカビ臭い…原因は？
水道水がカビ臭くなる原因は、主に水源の影響によるものです。
例えば水源に藻類が大量に発生した場合、水道水にカビのような独特の臭いが付いてしまうことがあります。
特にダムや貯水池を水源にしている地域では、藻類による影響が考えられます。
一方、台風や大雨によって川が濁り、カビ臭を発生させる場合があります。
川が濁っている時は泥が大量に流入しているため、独特の臭いを発するのです。
ただ、カビ臭さは時間が経過すると徐々に落ち着き、やがて臭わなくなります。
もし長期にわたってカビ臭がするのであれば、給水管など別の部分に原因があると考えられます。
夏季・台風シーズンは起こりやすい
水道水がカビ臭くなる現象は、特に夏場や台風シーズンに頻発します。
夏季はダムなどに藻類が繁殖しやすいほか、台風・大雨の影響で河川が濁ることも珍しくありません。
いずれにせよ、梅雨の時期からは水道水の臭いに注意したほうがよいでしょう。
しかし、秋〜冬場も水道水がカビ臭くなることはあります。
特に大雨が降った後は注意が必要で、気になる方は水道局へ相談するなどしましょう。
カビ臭い水道水を飲んでしまったら？
カビ臭い水道水を飲んでしまったとしても、基本的に健康への影響はありません。
カビ臭いと不安になってしまうかもしれませんが、カビ臭くても心配不要です。
水道水は、浄水場などを通じて各家庭まで運ばれています。
カビ臭を完全に取り除くことは難しいですが、人体に影響する雑菌などはしっかり処理されています。
そのため、口に含んでしまった・飲んでしまった場合でも心配する必要はありません。
沸かして臭いを軽減させる
もしカビ臭さが気になる時は、水道水を沸かしてみるとよいでしょう。
しっかりと沸騰させることでカビ臭さが軽減され、そのままの状態よりも飲みやすくなります。
また、沸騰させるとカルキ臭も除去されるほか、水道水の殺菌も可能です。
水道水は生でも安心して飲めますが、気になる方は沸かしてから使いましょう。
気になるなら洗い物に使おう
それでも臭いが気になる時は、水道水を飲用以外に使いましょう。
例えば洗い物や庭木の水やりなどに利用すれば、水を無駄にせずに済みます。
洗濯に使用することもできますが、洗濯物にカビ臭が移ってしまう可能性があります。
気になる方は避けたほうがよいでしょう。
水道水がカビ臭い時はどこに相談すべき？
水道水のカビ臭は、しばらくすると改善されて気にならないレベルに落ち着きます。
しかし、どうしても気になるようであれば、以下の場所に連絡してみましょう。
まずは水道局に相談を
水道水がカビ臭い時は、最初に管轄の水道局への相談をおすすめします。
地域の水源について管理していますので、状況を伝える意味でも有用です。
ただ、水道水のカビ臭は自然現象が影響するため、水道局が個別に対応してくれるとは限りません。
現在の状況を聞くなど、問い合わせ程度に留めておきましょう。
長期間続くなら業者へ相談
水道水のカビ臭が長期間続くようであれば、水回りの業者への相談をおすすめします。
水源ではなく、給排水設備に問題が生じている可能性も否定はできません。
ただし、業者に点検を依頼すると費用がかかることがあります。
先に水道局へ相談し、業者に相談すべきかアドバイスしてもらうのもよいでしょう。
賃貸物件なら管理会社・オーナーへ
アパートや賃貸マンションにお住まいの方は、管理会社かオーナーに相談しましょう。
個別に業者へ相談しても、対応してもらえない可能性があります。
最初に管理会社やオーナーへ連絡を取り、水道局などに繋いでもらうのもおすすめです。
賃貸物件の場合、給排水設備などの管理や点検は管理会社・オーナーが対応する範囲です。
個人で水道局や業者へ相談すると、後でトラブルを招くおそれがあります。
