油？石鹸？キッチン排水口の白いドロドロの掃除方法をご紹介
キッチンの排水口はこまめな掃除が必要ですが、白いドロドロを見て気が引けた方も多いのではないでしょうか。
白いドロドロは雑菌の温床となりやすく、放置すると悪臭を放つおそれがあります。
見つけた場合、早めに掃除して取り除くことが大切です。
できるだけ白いドロドロを見たくない方は、予防するための対策も行いましょう。
キッチン排水口の白いドロドロの正体は？
キッチンの排水口に付着した白いドロドロは、主に食品などの油脂が固着したものです。
油は水で冷えると固まりますが、それが排水口に蓄積し、ドロドロの状態になっています。
もしキッチンで石鹸を使用している場合、石鹸カスや皮脂が白いドロドロを作り出している可能性もあります。
主に浴室や洗面所で見られるものですが、油と同様に蓄積しやすく、やがて白いドロドロの物体へと変化します。
雑菌や悪臭の元になる
白いドロドロは衛生的にもよいとはいえません。
目を背けたくなるかもしれませんが、放置すると雑菌が繁殖し、悪臭を放つおそれがあります。
白いドロドロの中では、少しずつ雑菌の繁殖が進みます。
やがて独特の下水臭を放つようになり、キッチンの排水口を伝って室内へと充満することがあります。
いずれにせよ、白いドロドロは速やかに除去することが望まれます。
排水口の詰まりを引き起こすことも
キッチンが詰まる原因の多くは、実は白いドロドロなど汚れによるものです。
そのため、白いドロドロを放置すると排水口が詰まるおそれがあります。
最初は水の流れを悪くするだけですが、やがて排水管を塞ぎ、排水を逆流させてしまいます。
完全に詰まると業者を呼ぶ羽目になり、余計な出費が生じてしまう可能性があります。
キッチン排水口の白いドロドロを掃除する方法
もしキッチンで白いドロドロを見つけたら、早めに掃除して取り除きましょう。
時間が経つほど落としづらくなりますが、さまざまな掃除方法があります。
現在の状態に関わらず、以下の方法を試してみましょう。
塩素系漂白剤を流す
白いドロドロが少し付いている程度なら、塩素系漂白剤を流してみましょう。
塩素系漂白剤は排水口の漂白や除菌、消臭などが可能なほか、白いドロドロの除去にも効果的です。
主な原因となる油は酸性ですが、塩素系漂白剤はアルカリ性のため、互いが反応して溶けやすくなります。
なるべく手で触れたくない方は、塩素系漂白剤を排水口に流し入れましょう。
液体パイプクリーナーを使う
しっかりこびりついているようなら、液体パイプクリーナーもおすすめです。
塩素系漂白剤と同様に、排水口へ流し入れるだけで掃除できます。
ただし、薬剤が強力なものは排水管を傷付けてしまうおそれがあります。
放置する時間は短めにしておき、早めにしっかり洗い流しましょう。
重曹とクエン酸（お酢）で掃除する
頑固な白いドロドロに対しては、重曹とクエン酸を試してみましょう。
クエン酸は食用のお酢でも代用が可能です。
重曹とクエン酸を使う場合、以下の手順で掃除します。
1. 排水口の周りに重曹をたっぷり振りかける
2. クエン酸と水、またはお酢を重曹に振りかける
3. シュワシュワと反応が起きたらしばらく放置する
4. 水かぬるま湯を流す
もし頑固な場合、ブラシやスポンジで排水口を掃除しましょう。
白いドロドロは、重曹やクエン酸との反応で柔らかくなるため、比較的簡単に取り除けます。
ラバーカップを使う
中々落ちない時や、詰まりかけている時は、ラバーカップを使いましょう。
圧力差で白いドロドロを押し流せるため、水の流れが悪くなっている場合に効果的です。
ラバーカップは100円ショップやホームセンターで購入できます。
排水口のサイズを確認し、適切な大きさのものを購入しましょう。
キッチン排水口の白いドロドロの予防方法
白いドロドロは、日頃からのこまめな掃除によって予防が可能です。
ただ、掃除をする時間がなかったり、面倒に感じている方も多いと思います。
そのような時は、次の手段で白いドロドロを予防しましょう。
排水口にぬめり取りを設置する
もっとも効果的なのは、ぬめり取りの設置です。
市販されているぬめりの防止剤を設置すれば、白いドロドロを抑制できます。
なお、ぬめり取りはゴミ受けに設置するものなど、さまざまな種類があります。
ホームセンターで使いやすそうなものを選んでみましょう。
50度前後のお湯を流す
油が多い食器を洗った時などは、排水口にお湯を流すのもおすすめです。
ただし、熱湯は排水管を傷めてしまうため、50度前後のお湯を流し入れましょう。
油は50度程度のお湯でも十分溶けます。
沸かしたお湯やポットのお湯は温度が高いので、水を混ぜて調整しましょう。
