キッチンの排水溝のフタが浮いてくるのはなぜ?原因・対処法をご紹介
キッチンの排水溝のフタが音を立てて浮いてきた…そのような経験はありませんか?
排水溝のフタは固定されているため、通常は浮いてくることはありません。
しかし、原因によってはフタが浮いてしまう場合があります。
ただ、浮いた状態を放置するのは望ましくないため、しっかり対処することが重要です。
キッチンの排水溝のフタの役割
キッチンの排水溝に取り付けられたフタは、あまり意味がないと考えている方も多いと思います。
確かにフタを付けていない家庭もあるうえ、掃除を面倒に感じる方も少なくないでしょう。
ただ、排水溝のフタは大切な役割を担っています。
特に見た目を気にするなら、
汚れが目につかないようにしている
キッチンにある排水溝のフタは、主に汚れが目立たないようにする役割があります。
排水溝の汚れや水垢は、できるだけ見たくない方が多いと思います。
しかし、フタがなければ直接見えてしまうため、不快な思いをすることになるでしょう。
フタが付いていた場合、汚れなどを直接見ずに済みます。
汚れや水垢自体がなくなるわけではありませんが、不快感は軽減されるでしょう。
こまめに掃除して悪臭とぬめりを防止しよう
ただし、キッチンの排水溝のフタはこまめな掃除が必要です。
フタはゴミ受けと同様に汚れやすく、悪臭やぬめりの原因になってしまう場合があります。
そのため、ゴミ受けを掃除する際にフタも合わせて掃除するとよいでしょう。
キッチンの排水溝のフタが浮いてくる原因
キッチンの排水溝のフタが浮く原因は、その下にある椀トラップが影響しています。
椀トラップは、通常ならしっかりと固定されていますが、水を流した時などに外れてしまう場合があります。
そして椀トラップが外れた状態で水を流すと、ゴボゴボという音とともにフタが浮いてくることがあるのです。
また、ゴミ受けの中のゴミも一緒に浮いてしまうため、シンクや排水溝が汚れてしまう場合もあります。
ロックされているか確認を
キッチンの排水溝のフタが浮いてくる時は、椀トラップが固定されているかチェックしましょう。
椀トラップが固定されていない場合、しっかりと固定することで改善されます。
キッチンの排水溝のフタが浮いてきた時の対処法
もし排水溝のフタが浮いてきたら、以下の対処法を試してみましょう。
それでも改善されない時は、業者に相談してみることをおすすめします。
椀トラップを入れ直す
フタが浮く原因は椀トラップにあるため、椀トラップを入れ直してみるとよいでしょう。
椀トラップの取り付け方は、そのまままっすぐ押し込むか、時計回りに回しながら入れる方法があります。
基本的に取り外す際と逆の方法で取り付けできますので、一度試してみましょう。
掃除して水垢などを取り除く
もし椀トラップを入れ直しても排水溝のフタが浮いてくる時は、椀トラップとその周辺を掃除してみましょう。
水垢などの汚れが原因で椀トラップがしっかりとはまらず、フタが浮いてくる原因を作り出している可能性があります。
掃除する時はタワシやブラシを使い、汚れをしっかりと取り除きましょう。
汚れやカビがひどい時は、漂白剤を使用してみるのもおすすめです。
業者に相談するのも一手
どう対処してもキッチンの排水溝のフタが浮いてくる場合、水回りのプロへの相談をおすすめします。
業者に依頼すると清掃や交換、修理などの費用がかかりますが、原因を特定して適切に対処してくれます。
自分ではどうにもできない時は、一度業者に相談してみましょう。
ただし、すぐ問題を解消したいからといって安易に業者を選んではいけません。
高額な費用を請求されるリスクもあるため、数社に見積もりを依頼し、料金を比較して選ぶことが重要です。
業者を選ぶポイント
業者に相談・依頼をする際は、以下の点を確認する必要があります。
● 見積もりの内訳と妥当性
● 担当者の対応
● 業者の運営年数や実績
● 水道局指定工事店の有無
● 利用者の評判
最初に見積もりと内訳を出してもらい、妥当かどうか判断しましょう。
もし判断できない時は、他社にも見積もりを相談することをおすすめします。
また、担当者の対応や、業者の運営年数・実績もチェックが必要です。
少しでも怪しいと思ったら、その業者は避けておきましょう。
水道局指定工事店の有無や、利用者の評判も確認するべきポイントです。
ただ、利用者の評判は嘘の可能性もあるため、参考程度に留めておきましょう。