キッチンの水圧が弱い!自分でできる止水栓の調整方法を紹介
キッチンの蛇口の勢いが弱い…そのような時は、蛇口の水圧が弱くなっている可能性があります。
蛇口を水圧調整し、水量を増やす必要があるでしょう。
水圧調整は簡単で、止水栓を開閉すれば自分でも調整可能です。
マイナスドライバー1本で調整できるため、ぜひ試してみましょう。
それでも水圧に変化がない時や、自分で直せない方は、業者に相談してみてはいかがでしょうか。
まずは止水栓の調整をしてみよう
キッチンの水圧が弱い場合、止水栓を調整してみるとよいでしょう。
止水栓は蛇口の水圧を調整するための栓で、ほとんどの蛇口に備わっています。
ネジと同じく、時計回りに回転させると締め込まれて水圧が減少し、反時計回りに回転させると水圧が強くなります。
もし水圧が弱いのであれば、止水栓を反時計回りに回転させ、水量を増やしてみましょう。
止水栓の探し方
止水栓は、主に蛇口の付け根付近に据え付けられています。
栓はマイナスネジの形状になっており、マイナスドライバーがあれば簡単に調整できます。
場所が分からない方は、マイナスネジの部分がないか探してみましょう。
混合水栓の場合、止水栓は水とお湯に分かれており、それぞれ水圧調整が必要です。
片方のみ調整すると、お湯の出や水温に影響しますので、様子を見ながら両方を調整しましょう。
ウォーターハンマー現象に注意
止水栓を開くと水圧が強くなりますが、ウォーターハンマー現象には注意が必要です。
ウォーターハンマー現象は、蛇口を開閉した際に「ゴン」と音が鳴る現象で、水道管に衝撃を加えるおそれがあります。
水道管を破損させ、水漏れの原因となる場合も多いため、ウォーターハンマー現象が起こらないように水圧調整しましょう。
蛇口や住まいに原因があるかも
キッチンの止水栓を開閉しても水圧に変化がない時は、蛇口かお住まいの立地が原因かもしれません。
蛇口を掃除するか、自己解決が難しい場合は業者に相談し、対処してもらうとよいでしょう。
ストレーナーを掃除しよう
止水栓を調整後も水圧が同じ時は、ストレーナーの掃除をおすすめします。
ストレーナーは、異物を濾過するフィルターのことで、蛇口の吐水口や止水栓の内部にあります。
汚れや水垢が目詰まりを起こすと水の流れが阻害され、水圧が弱くなってしまいます。
一度も掃除したことがない方は、取り外して汚れを取り除いてみましょう。
ただし、ストレーナーの場所は蛇口の種類によって異なります。
止水栓の内部に取り付けられている場合もありますので、必ず場所を確認しておきましょう。
高台の家は水圧も弱くなりがち
蛇口の水圧は住まいの立地により変化しますが、特に高台の家は注意が必要です。
高台の家は、水道管から距離ができてしまい、蛇口の水圧が弱くなってしまいます。
キッチンはもちろん、トイレや浴室など、他の場所でも同様の現象が起こるため、何らかの対処が求められます。
同様に集合住宅の高層階も水圧が弱くなりがちです。
自分では対処できませんので、お悩みの方は、物件のオーナーや管理会社へ相談してみましょう。
住宅が多い地域も注意
住宅が密集している地域も蛇口の水圧が弱くなることがあります。
一度に利用する世帯が多くなると、水道の水圧は弱くなってしまいます。
特に朝や夕方、夜間など、水道の使用量が増える時間帯は注意が必要です。
住宅密集地で水圧が弱くなる場合、個人レベルで対処できるものではありません。
抜本的な解決には水道管の拡張工事が必須で、周辺住民を巻き込んで水道局や自治体に対応を求める必要があります。
自分で直せない時は業者に相談を
キッチンの水圧問題を解決できなかった方は、一度業者に相談してみるとよいでしょう。
抜本的な解決は難しい場合もありますが、できる範囲で対応してくれます。
キッチンの水圧で悩まされている方は、水回りのプロに話を聞いてもらいましょう。
業者を探すコツ
水回りの業者は多数ある一方、中には高額な料金を請求したり、手抜き工事をしたりする業者も存在します。
そうした悪質業者を避けるためには、以下の点をしっかり確認し、優良な業者を探しましょう。
●料金は適正か(相場より安すぎないか)
●詳しい見積もりを提示してくれるか
●見積内容を丁寧に説明してくれるか
●アフターフォローや保証は十分か
●水道局指定工事店か
料金や見積もりはもちろん、スタッフの対応やアフターも含めて判断することが重要です。
少しでもおかしい・怪しいと感じたら、依頼は断ったほうがよいでしょう。