ポタポタ放置で月200円損？蛇口の水漏れが水道代に及ぼす影響
修理代が高くつくからと、蛇口の水漏れをそのままにしていませんか？
確かに費用はかかってしまいますが、ポタポタと垂れる水漏れを放置すると、かえって出費が増える可能性があります。
程度にもよりますが、水道代に大きな影響を及ぼすケースもあるのです。
わずかな水漏れでも1年間で数千円、場合によっては1万円以上の水道代増加につながることもあります。
ポタポタ水漏れを放置すると水道代はどうなる？
水漏れが起きると水道代が増える場合もありますが、ポタポタと垂れる程度でも決して無視できません。
もちろん水漏れの程度で変わりますが、毎月数百円も水道代が増えてしまう可能性があるのです。
1秒に1滴で水道代が月200円かかるとも
ポタポタという水漏れを放置した場合、たとえ1秒に1滴程度であっても、水道代が月200円増えるとされています。
自治体の水道料金にもよりますが、1秒に1滴で年間2,400円も無駄な出費が増えてしまいます。
これは蛇口1つにつき月200円のため、他にも水漏れしている場合、さらに余計な水道代が発生します。
自宅で何箇所か蛇口が水漏れしている方は、かなり損をしていることになるでしょう。
漏れ具合によっては年間1万円以上に…
1秒に1滴で水道代が200円増とされていますが、1秒間に何滴もポタポタと垂れている場合、年間1万円以上の損をしている可能性があります。
年間2,400円なら許容できるかもしれませんが、1万円以上になってしまうと、修理したほうが出費は少なくて済むでしょう。
後述しますが、水漏れの修理費用は1万円以内に収まるケースが少なくありません。
なお、水漏れは徐々に悪化しますので、放置するほど水道代が膨らむおそれもあります。
蛇口がポタポタ水漏れする原因
蛇口からポタポタ水漏れする主な原因は3つです。
下記のいずれかに当てはまる可能性が高いため、一度業者に相談してみるとよいでしょう。
パッキンの劣化・破損が多い
特に多い原因はパッキンの劣化や破損です。
蛇口はゴム製のパッキンが使われており、年月とともに少しずつ劣化し、摩耗したり、ひび割れたりする場合があります。
基本的にパッキンは消耗品で、10年ほど経つと交換が必要です。
もちろん水道の使用頻度にもよりますが、ポタポタと水漏れし始めた時はパッキンを疑ってみましょう。
パッキン以外の部品が原因の可能性も
シングルレバーの蛇口や、混合水栓を使用している場合、内部のカートリッジの劣化や破損も疑われます。
カートリッジも消耗品であり、5年程度経過したものは交換が必要です。
パッキンと比べて寿命が短いため、混合水栓などから水漏れした時は内部をチェックしてみましょう。
蛇口本体が劣化している場合もある
ナットからポタポタ垂れているなど、吐水口以外から水漏れしている時は、蛇口本体の劣化も考えられます。
メーカーや使用頻度などにより異なるものの、蛇口本体も15〜20年ほどで傷みが見られ、交換が必要になります。
蛇口本体が原因の場合、パッキン・カートリッジを変えても水漏れは収まりません。
費用はかさみますが、古い蛇口は丸ごと交換を検討してみましょう。
蛇口の水漏れの修理費用はいくらぐらいかかる？
いずれにせよ、蛇口の水漏れは早急な修理をおすすめしますが、費用が気になる方も多いと思います。
修理費用は部品交換と蛇口交換で異なるものの、パッキンなどの部品交換で8,000〜1万円前後です。
ポタポタ程度の水漏れであれば、1万円以内に収まるケースがほとんどでしょう。
一方で蛇口ごと交換する場合、費用は1万円以上かかります。
蛇口の種類によっては費用が膨れ上がるため、交換の必要性を慎重に判断しましょう。
ただ、蛇口の寿命は20年程度と言われています。
20年以上経っている場合、思い切って交換してしまうのもよいでしょう。
即決はNG！修理は数社に見積もりを取ってから
水漏れは速やかな修理が必要ですが、修理業者をすぐに選んではいけません。
焦らず、数社から相見積もりを取りましょう。
水道の修理業者は多数あるものの、悪質な業者も潜んでいます。
特に料金をめぐるトラブルが相次いでいますので、相見積りで優良業者を探しましょう。
もし普段使わない蛇口が水漏れしている時は、止水栓を閉めるのもおすすめです。
水の供給がストップしますので、水道代がかさむ前に対策しておきましょう。
