謝罪なしだとトラブルに！階下に水漏れしてしまった時のマナー・対応まとめ
集合住宅に関するトラブルの中で、特にやっかいなのが水漏れです。
自室内で済んでいるならまだしも、階下の住人にまで被害が及んでしまう可能性も否定はできません。
万が一階下の住民に被害が及んだ時は、早急に謝罪などの対応を取る必要があります。
もしご自身に過失があった場合、謝罪をしないと、後々大きなトラブルになるかもしれません。
トラブルが長期化する危険もあるため、速やかに行動しましょう。
階下まで水漏れするのはどんなケース？
階下まで影響するほどの水漏れはめったに起きませんが、意外と身近なトラブルです。
特に下記のケースでは。
階下まで水が漏れ、住民に被害が及ぶおそれがあります。
配管が劣化・破損した
築年数の古い物件で起こりやすいのが配管の劣化・破損です。
自分の部屋ではいっさい水漏れしていないのに、階下では雨漏り状態…このような時は、配管に異常が生じていると考えられます。
集合住宅の配管は床を通っていますが、劣化や破損によって隙間が生じると、階下に水が漏れ出す場合があります。
そのため、ご自身の部屋では何ら問題がないのに、階下は大慌ての状況が起きているのです。
配管の劣化や破損は気が付きにくく、いつ起こるか誰にも予測できません。
原因特定にも時間がかかるため、トラブルが長期化するリスクもあります。
洗濯機の給水・排水ホースから水漏れした
人為的なミスとして挙げられるのが洗濯機の給水・排水ホースです。
ホースの隙間や裂け目から水があふれ出し、階下で水漏れ被害が起こる場合もあります。
洗濯機は多くの水を使うため、ホースに裂け目などがあると、たちまち床を水浸しにします。
すぐに気が付けば対処もできますが、外出前に洗濯機をスタートした場合など、数時間経ってから気付くケースも珍しくないでしょう。
しかし、階下の部屋では大変なことになっているかもしれません。
トラブルの原因になるため、洗濯機の水量を侮らないようにしましょう。
お風呂の湯を止め忘れた
お風呂のお湯を止め忘れてしまった場合も水漏れを引き起こします。
洗濯機と同様に大量の水を使いますので、止め忘れた場合の影響は計り知れません。
おふれたお湯が排水溝へ全部流れているなら問題ありませんが、脱衣所や他の部屋が水浸しになっている時は注意が必要です。
すぐに管理会社へ連絡し、階下で水漏れが起きていないか確認してもらいましょう。
階下に水漏れした時に謝罪は必要？
水漏れが起きても、知らぬふりを貫き通す方は少なくありません。
そもそも謝罪までは不要と考えている方もいるのではないでしょうか。
確かにケースバイケースですが、謝罪は必要不可欠と考えましょう。
謝罪しないとトラブルになる
ご自身の過失で階下で水漏れが起きたにも関わらず無視を続けると、階下の住民とトラブルになる可能性があります。
しっかり対応しなかった結果、賠償を求め裁判になるケースも珍しくありません。
裁判費用も決して安くはないため、金銭的にも大きな影響が生じるでしょう。
謝罪のタイミングは過失が判明してから
ただし、謝罪はご自身の過失が判明してから行いましょう。
水漏れした時は必ず謝罪すべきかといえば、実際はそうとも限らないのです。
過失がないのに謝罪する必要はありませんし、ご自身に責任があると勘違いされてしまうおそれもあります。
まずは管理会社に状況をチェックしてもらい、責任と過失を明確にすることが重要です。
管理会社に仲介へ入ってもらおう
もしご自身に過失があり、謝罪しても被害者の怒りが収まらない時は、管理会社に仲介してもらいましょう。
当事者間での解決が難しい場合、第三者にトラブルの仲裁を求めることが重要です。
被害者の怒りの原因を探り、適切に対処しましょう、
なお、賠償に関しては保険会社に任せるのがおすすめです。
当事者間の話し合いでは、被害者の言い分を飲んでしまう可能性があるため、保険会社に全て任せておきましょう。
謝罪の際にお詫びの品や手紙は必要？
謝罪しないと後々トラブルになる場合もありますが、お詫びの品や手紙は基本的に不要と考えましょう。
個人の考え方次第ですが、あくまで気持ちの問題で、誠心誠意謝まることができるなら、お詫びの品はいりません。
時間や生活リズムの都合で、階下の住民に直接謝罪できない場合もあると思います。
そのような時は、謝罪の気持ちを込めた手紙を用意し、部屋のポストに投函しておきましょう。
