水道管が破裂！今すぐ実践したい応急処置・対策のまとめ
水道管の破裂というと、他人事のように聞こえてしまう方が多いかもしれません 。
しかし、決して他人事の現象ではなく、ふとしたきっかけで突如破裂するパターンもあるのです 。
そこまで行かなくとも、水道管のひび割れや破損は珍しいものでもありません 。
いずれにせよ、水道管が破裂した時は応急処置を施し、早めに業者へ連絡する必要があります 。
ただ、破裂した箇所によっては連絡先が変わりますので、誰の所有物なのかを意識しておきましょう 。
水道管が破裂する原因
水道管が破裂する原因は主に3つあります 。
いずれもごく一般的な原因で、いつ発生してもおかしくないものばかりです 。
経年劣化によるもの
特に多い原因が経年劣化です 。
水道管は耐用年数が15年程度とされており、この年数を過ぎると劣化によって破損する可能性が高まります 。
使用されている素材や立地など、さまざまな条件で変わりますが、築年数が15年が経過した住宅は、業者に一度点検してもらうのもよいでしょう 。
劣化した水道管が必ずしも破裂するわけではありません 。
しかし、他の原因と比較しても多い点には注意が必要です 。
水道管の凍結も破裂の原因に
水道管の凍結も破裂の原因の一つとなっています 。
こちらはほぼ冬場に限定されますが、劣化していない水道管でも破裂するおそれがあります 。
水道管の凍結は、対策を取っておけば防ぎやすいのが幸いでしょうか 。
ただ、対策しないままだと、破裂の大きな原因となることに注意が必要です 。
地震などで強い衝撃を受けた
地震などで水道管が衝撃を受けた場合も破裂する危険があります 。
外部からの衝撃を受けて水道管に亀裂が入ると、そこから勢いよく漏水するケースは珍しくありません 。
よくニュースなどでも取り上げられている水道管の破裂は、こうした衝撃を受けたことによるものがほとんどです 。
そのため、地震が起きた時は特に注意を要します 。
水道管が破裂した時の応急処置
もし水道管が破裂してしまった時は、速やかに応急処置を取りましょう 。
そのまま放置すると水道代が高まるだけでなく、周囲に被害を及ぼすリスクがあります 。
最初に止水栓を閉めること
水道管の破裂を確認した時は、まず止水栓を閉めましょう 。
慌てて穴をふさいでも水の勢いに負けますので、止水栓を閉め、水の供給をストップすることが大切です 。
止水栓は水道メーターの近くに付いています 。
家全体の水が止まってしまいますが、水道管の漏水を止めるためには必要な措置と考えておきましょう 。
漏水箇所を防水テープでふさぐ
止水栓を閉めたら、漏水している箇所をチェックし、防水テープで塞ぐのもおすすめです 。
穴をふさぐことで水道管内部の水が漏れ出すのを防ぎ、二次被害防止につながります 。
ただし、防水テープもあくまで応急処置です 。
そのままでは何の解決にもならないため、速やかに業者を呼びましょう 。
応急処置の後は業者に相談を
水道管の応急処置をした後は、業者に相談することが重要です 。
破裂した水道管の修理や交換を行わない限り、住まいの水が使えなくなってしまいます 。
止水栓を閉めたら水の供給がストップするため、早めに連絡しましょう 。
破裂した場所によって連絡先が変わるので注意！
水道管が破裂した時、水道の修理業者に連絡する方が多いと思います 。
確かに間違いではありませんが、破裂した箇所によって対応する連絡先が変わります 。
例えば道路や自宅の敷地外の場合、水道局への連絡が必要です 。
水道管は自分の所有物ではありませんので、水道局に対処を依頼することになります 。
また、賃貸物件の場合はオーナーや管理会社への連絡が先決です 。
勝手に業者を呼ぶと、修理費用をめぐってトラブルになりかねません 。
すぐに修理したくても、管理会社などに連絡する必要があります 。
自宅の敷地内や、マンションの専有部分の水道管が破裂した時は、水回りの修理業者を呼びましょう 。
ただし、悪徳な業者も少なくありませんので、事前に評判を調べておくか、数社から見積もりを取るのがおすすめです 。
迷った時は水道局へ連絡するのもよいでしょう 。
破損した箇所や状況に合わせて対応してくれますし、水道局指定の業者の紹介や手配も可能です 。
持ち家・マンションでどこに連絡すればいいか悩んだ場合、まずは水道局を頼ってみましょう 。
